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ホームページ制作 担当者は、何から始めるのか

nayami

いざホームページを作ろう!と思った際に何から手をつけたらよいでしょうか。

弊社でもよくこういったご質問を頂きます。基本的には制作会社と二人三脚で作りあげるものなので不明な点などは随時制作会社に質問をしたら良いのですが、制作会社は決めたけどもまだ関係性ができていないし気軽に質問がしにくい、そもそも何を質問したら良いかも分からない。

そんな時のためにホームページ制作において基本的に用意することや決めることをご紹介します。

目次

1、ホームページの目的を決める

まずは一番大切なこととして何故ホームページを作るのかというホームページの目的を再確認しましょう。

ひと昔前でしたらハードルが高かったホームページ制作も今では全体的な価格も下がり、ブログサービスやホームページビルダーなど専門の会社に頼まずとも制作出来る時代になり、他社も作っているから自社も作らないとということもあると思います。

その思いはもちろん大切ですし今ではホームページを持っていないことがマイナス要素になってしまうので作ることは重要なのですが、制作のための目的を明確にしておかないと、結果作って終わりということにもなりかねないですし運用するにも迷走してしまいます。
大きな方向性としては下記の3つです。

3つの目的

  1. ・会社案内としての情報提供ツール目的
  2. ・売上や問い合わせを上げるためのマーケティングツール目的
  3. ・求職者に対して自社を知ってもらうための採用ツール目的

ここはホームページ制作会社も立ち入ることができない部分なので改めて制作目的を確認し出来れば文章にすることが大切です。そうすることにより制作会社と情報共有も図れますし、振り返りに使うこともできます。

2、ドメインを取得する

「ドメイン」あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、いわばインターネット上の看板であり住所のようなものでドメインで検索することによりホームページが表示され、ドメインを見ることによりある程度サイトの内容が想像できたりするものです。

ドメインはホームページを公開するためには必須なものです。ドメインの取得自体はどなたでもできるのでお客様ご自身で取得も可能ですが、その後の維持管理であったりそのドメインを利用してホームページを見れるようにする設定などが必要になってくるので基本的には制作会社さんに取得代行と管理を依頼することをおススメします。

ではどんなドメインを取得すれば良いのでしょうか。

以前ブログでも書かせて頂いたので下記参考も併せてご確認頂ければと思います。

ドメイン取得の3つのポイントは

・co.jpを取得するのか。それ以外(.com、.jp等)を取得するのか
・分かりやすくサイト内容がイメージができるドメインか。
・他サイトと同じようなドメインではないか
になります。

ドメインは早いもの勝ちになるのでもしかしたら既に取得されてしまっているかもしれません。いくつかご自身でも候補を考えて制作会社に相談してみて下さい。

ちなみに弊社ドメインは社名からwasabi3.comです。

3、サイトマップを考える

なんとなく言葉からイメージできるかもしれませんが、サイトマップとはホームページ内のメニュー(会社案内、事業案内、料金一覧、お問い合わせ等々)の並び、骨格となる設計のことです。本でいったら目次のようなもの。

サイトマップは制作会社の見積材料にもなるので制作が決まっている段階であればある程度草案が決まっているかもしれませんが、こんなメニューを作りたいなど事前に用意しておけばスムーズに打ち合わせやその後の準備が進みます。業種などにもより異なりますが、必ず入れた方が良いメニューやおススメメニューをいくつか紹介致します。

必ず入れた方が良いメニュー

会社案内
→運営会社や連絡先が分からない会社は不安感を訪問者に与えてしまいます。
サービス紹介
→自社がどういったことをしているか知ってもらいましょう。
自社の強み
→訪問者は必ず他社のホームページとも比較します。他社との違いや自社の強みを分かりやすく紹介することで訪問者からの反応(問い合わせや電話)を得ることができます。
代表挨拶、スタッフ紹介
→人気(ひとけ)を出し訪問者に安心感や信頼感を与えることが大切です。
お問い合わせ
→電話で24時間対応は難しいかと思いますが、お問い合わせフォームを作成しておくことで24時間365日受付窓口とすることができます。フォームではなくメールアドレスを記載してクリックしたらメーラーを立ち上げる方法もありますが、訪問者の手間やメールを受け取る側の手間を考えるとフォームを導入することをお勧めします。
またフリーダイヤル等ホームページ専用の電話番号を記載しておけばホームページからの成果を計ることができます。
お知らせ
→ホームページの最大のメリットは素早く不特定多数に情報を提供できることです。特にお知らせすることがない場合でも年末年始やお盆など休みの情報は載せましょう。もし万が一不祥事や問題が起きた際でもお知らせを設置しておき、迅速に情報を発信することでその後の信頼回復につなげることもできます。

その他おススメメニュー

・お客様の声
・メディア掲載実績
・アクセスマップ
・理念
・採用情報
等々

4、コンテンツを用意する

ホームページ制作のメインとなる部分。コンテンツの用意です。「コンテンツ」という言葉、制作会社は普通に使ってしまうのですが、初めてホームページ作りに携わる方は聞きなれないかもしれません。

コンテンツとはホームページに入れるべき中身。文章や画像素材のことです。サイトマップで決定したメニュー毎にコンテンツを用意していきます。
ここが一番時間がかかり大変な部分にもなるのですがここが薄いと折角作成したホームページの魅力も半減してしまうので頑張って用意しましょう。

コンテンツ準備のポイントは

ホームページの目的によっても用意するべきコンテンツや内容は変わってきますが、基本はホームページを見て欲しいターゲットに合わせて文章や写真を用意し、御社を知らない人にも興味をもって見てもらえるようにすることです。

写真(イラスト)の用意をする

各コンテンツでは少なくとも1枚は写真を用意しておきましょう。文章だらけのページだと見るのがつらくなり、中身をちゃんと見る前に訪問者が帰ってしまうことにも繋がりますが、写真はあるだけで目を引くことができます。
特に手元に写真が無いという場合は下記素材サイトなどからお手軽に色々なシーンの写真を購入できるので利用してみましょう。
参考:ピクスタ
参考:フォトリア
ただし、素材サイトの写真は綺麗なのですが多くはイメージカットになってしまいます。より魅力を伝えるのに効果的なのは実際にお客様が商品やサービスを利用しているカットを掲載することです。
例えば、みかんを売っているホームページでしたら、ただ単にみかんの写真や木になっている写真を掲載するだけよりも、みかんを切って瑞々しい果汁あふれるカットで食欲や購買意欲を刺激したり、実際に人を入れて収穫している写真、美味しそうに食べているカット等をいれるのが効果的です。
ホームページに初めて訪問した方に商品やサービスに興味をもってもらうというのは大変ですが、商品やサービスそのものでなく、それを利用した自分の状態を上手くイメージさせることで結果的に惹きつけることができます。

写真タイトルを入れておく

写真のレイアウトや使い方などは制作会社に任せても良いかと思いますが、特にタイトルがついていない複数の写真をいきなり送っても判断に困ると思うのである程度写真の内容と、文章内のどの項目で使って欲しいか要望を出すことがスムーズです。またページを定めず、使っても使わなくても良いその他の写真もいくつか用意しておくと良いです。

写真サイズはどうすれば

素材サイトの参考を例にあげます。印刷用とウェブ用で必要サイズは異なってくるのですが、今回はホームページにそのまま使うのでしたら一番小さいXSサイズ(424×283 px)やSサイズ(640×480px)でも大丈夫かと思います。
トップページ上部のヘッダー画像用に使用する場合でもMサイズあれば十分です。購入前にカンプ画像をダウンロードできるのでそちらをダウンロードして制作会社に相談してみて下さい。

キャッチコピー(小見出し)の用意をする

文章を考える際に大切なのはキャッチコピー(小見出し)を考えることです。
魅力的で熱意ある文章をしっかりと考えて頂くのは良いのですが、そのページを見た人に全文をじっくり読んでもらえるかというとそうではありません。
まずは見出しで引きつけて本文を読んでもらうことが大切です。

本文を用意する

こちらも写真と同じく単に商品やサービスを説明する説明分にするのでなく、その中にストーリを作り文章を組み立てたり、それを利用した自分の状態を上手くイメージさせることで、そのページを見るだけで帰ってしまうのでなく、他のページへの回遊やもっと詳しく知りたいとお問い合わせに繋げることができます。

ライター、カメラマン等その道のプロに頼むのも完成への近道

特に今まで何も資料を用意しておらずゼロから会社の理念やメッセージなどのテキスト文章や写真素材を集めるのはやはり大変なことです。
ただ、素材を集めていく中で色々イメージが膨らんだり、自分達でしか分からない魅力的な情報を伝えることをできるのもお客様ご自身なので少しづつでも素材を集めていって頂きたいのですが、素材が集まらないからずっとホームページを作ることができない。というのも制作会社、お客様双方にとってストレスであったり余計な時間経過になってしまうので、そんな時はテキストならライター、写真ならカメラマン等その道のプロに依頼するのも完成への近道です。ホームページの制作会社に相談すれば付き合いの深い信頼できる人を紹介してもらえるでしょう。

SEO対策のポイント

ホームページを制作、運用するにあたっていつかは必ず耳にする言葉に「SEO」という言葉があります。
技術的な部分に関しては制作会社にお任せすれば良いかと思いますが、SEOの考え方や方針については事前に制作会社に確認した方が良いかと思います。

SEOについて詳しく説明するとキリがないのでこちらの記事では簡単な紹介に留めますが、SEO対策のポイントとしては訪問者にとって有益なコンテンツを掲載しかつ、それを検索エンジン(Google)に適切なキーワードで伝えていくことでより質の高い訪問者を獲得していくことです。

「質の高い訪問者」とは検索で求めていた情報とホームページの掲載情報の関連性が高く、1ページだけでなく複数ページを回遊し最終的に目的(問い合わせや資料請求等)を果たしてくれる訪問者のことです。

どのように質の高い訪問者を獲得していくかに関しては制作後の定期的なアクセス解析や運用面になってくるので制作会社にご相談下さい。

お客様ご自身でできるSEO対策は

お客様ご自身でできるSEO対策としては予め検索して欲しいキーワードを想定してコンテンツを準備することです。
時間的な問題や競合サイトの状況にもよりますが検索されたいキーワードに特化してより有益な情報を伝えるホームページを作っていけば上位に表示されていくかと思います。

ただ覚えておいて頂きたいのは単に特定のキーワードで上位に表示させることがSEO対策ではなく、あくまで訪問者目線にたってホームページを制作し、訪問者をがっかりさせずよく閲覧してもらった結果が上位表示に繋がるということです。

時には初め想定していなかったキーワードが御社にとって価値のあるキーワードかもしれません。

SEOに対してご興味ある方は弊社のブログでSEOと検索してみて下さい。

5、確認チェック

サイトの目的、ドメイン、サイトマップが決まりコンテンツの準備も完了したらお客様の作業は80%は完了です。

では残り20%は何かというとデザインやシステムの確認作業です。制作会社が提出する初稿デザインや修正稿を確認しフィードバックしていきます。

本業が忙しいのは分かるのですが、ここをしっかり詰めておかないと制作会社も作業を進めることができず、そこで止まってしまうということにもなるのでしっかり確認しましょう。すぐにフィードバックというのは難しいかもしれませんが、ある程度いついつまでにフィードバックしますと事前に伝えておけばスムーズです。

確認の基本的な流れとしては下記になります。

  • トップページデザイン初稿確認
  • 下層ページデザイン確認
  • コーディング*後のデザイン、挙動確認
  • お知らせ更新などのシステム確認
  • 納品

基本的には段階毎の確認で進んでいくので、OK出した後に後戻り修正となると別途費用が発生することもあるのでご注意下さい。

*コーディングとは「どういうものを作るのかを定義したデザイン」を元に「実際にインターネット上に表示させクリックしたりリンクを貼ったり動くものを作る」作業のことです。

6、ホームページ制作会社の選び方

以上がホームページ制作において基本的に用意することや決めることになります。

今まではホームページの制作会社が決まっている前提で話を進めていきましたが、制作会社も決まっていないという場合も多いかと思います。
ホームページの制作というのは今では個人でフリーランスとして仕事されている方も多いので発注先を探すのには困らないかと思いますがどのように制作会社を選んだらよいでしょうか。

大きな2つの方向性としては
・常に問い合わせに対応できるサポートセンターが欲しく、全部お任せで作ってもらいたいということでしたら規模が大きい会社に。
・費用を出来る限り抑えたいというのであれば一括見積サイトなどを使って個人でやっているフリーランスの方に。
頼まれるのが良いかと思います。

それ以外は幅が広いので一概に言えませんが、冒頭でもお伝えした通り、
ホームページは基本的には制作会社と二人三脚で作りあげるものです。また顧客、販売管理システムやチラシ、ロゴ・名刺といった平面デザイン等色々な要素に関わることがあります。なので会社規模に関わらずフィーリングがあい、色々な面で相談に乗って頂ける会社が一番かと思います。

もし何か今悩まれていたり、制作をご検討されているのであれば一度弊社の下記お問い合わせまでご連絡下さい。

お問い合わせ

一度ご訪問させて頂いてご相談に乗れればと思います。

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