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ECサイト– オリジナルデザインとウェブシステム開発 –

モール型からASP型まで対応可能です
目次

ネットショップとリアル店舗の違い


リアル店舗でのメリット

  • 対面なので人間関係が作りやすい
  • 現物を触ることができる
  • 個別に最適な提案ができる

リアル店舗でのデメリット

  • 個々の営業スキルに依存
  • 1対1での対応しかできない
  • 限られた範囲でしか活動できない

ネットショップでのメリット

  • 時間や場所を問わず、同時に複数の潜在的顧客に営業できる
  • 対面営業では詳しく伝えきれないことを伝えられる
  • カタログ、パンフレットなどのコストを削減できる
  • 商品仕様の微修正や価格などの変更も容易
  • 動画やSNSなど色々なサービスとの連動ができる

ネットショップに向いている商品
・価格優位性がある→WEBでは比較検討が容易に出来るため価格優位性がある商品は強いです。
・重いもの。→配送の仕組みが整っており自宅まで届けてくれます。
・買うのが恥ずかしいもの
・マニアックなもの
・オンリーワンなもの
・プレミアムなもの
ネットショップでのデメリット

  • 実際に触れてみることができない不安感
  • 値段勝負に陥りやすい
  • 作るだけで「見てもらえる」「売れる」ものではない

ネットショップに向いていない商品
・価格が高いもの(不動産等)→価格が高いほど購買には慎重になるので短期的な成果には結びつけにくいです。
・実際に触ってみないと違いなどが分かりにくいもの(靴、アパレル商材、生鮮食品等)→肌触りや素材品質、鮮度などネット上で全て伝えるのは困難です。
・何処ででもすぐ手に入れられるもの(日用雑貨等)→ネットショップだとどうしても配送時間や送料などがかかってしまいます。
比較してみるとネットショップも決して万能のツールではないことが分かったと思います。
ではネットに向いていない商品は売ることができないか?というと必ずしもそうではありません。弱点を補う工夫をすることで売ることは可能です。

ネットショップにおけるデメリットを解消し成功させる4つのポイント

  • 1、人気(ひとけ)の演出
  • 2、新鮮な情報の発信
  • 3、特徴や他との違いの比較
  • 4、コンテンツの充実

ネットショップを商品カタログとして捉えてしまうと商品ページは得てして無機質なものになりがちです。
もちろん、型番勝負であったり、ある程度価格勝負であるなら商品数やスペック等々を優先するのもありです。
ただ小規模で始めるネットショップには向かない場合もあるのでまずは人気(ひとけ)の演出を考えてみましょう。
具体的にはスタッフや店長さん、現場の雰囲気が分かる内容を写真やブログ的な記事内容を通して伝えることで実際にリアル店舗に訪れたような意識にさせウェブサイトに訪れてきてくれたお客様、ユーザーに安心感を与えることができます。
ネットショップの場合ユーザーからの反応、レビューは大切な財産です。これに小まめに応え新鮮な情報の発信をすること、またそれが他のユーザーに見える形になれば、実際に商品に触れられないことへの不安を多くの人が評価しているという安心感に変えることができます。
ネットのメリットとして場所を問わず同時に複数のユーザーに情報発信できるという点がありますが、逆を返せばそれだけ同様の物を販売しているライバルが多いということになります。
ポイントはどういったユーザーがどういった商品を購入するかを想定するターゲット設定と、その際商品を選ぶ上で生じる疑問や不安を解決できるように商品特徴や比較などのページ作りをすることです。
上記の、「人気の演出」 「新鮮な情報発信」 「特徴や他との違い」 の3ポイントを押さえれば自然とコンテンツは充実していることと思いますが商品カテゴリーや商品数を増やしたり、限定キャンペーンを実施するなどショップ全体のコンテンツを充実させていくことで、商品を探しているユーザーの目にページがとまる機会が更に増えネットショップの成功に繋げることができます。
ネットショップは作れば自動的に売れていく夢の自動販売機ではありません。「人気(ひとけ)の演出」「新鮮な情報の発信」「特徴や他との違いの比較」「コンテンツの充実」の4ポイント以外にも重要な点が最後に1つだけあります。
それは「スピード」です。商品数がまだ少ないからやめよう、とかASP型ショッピングカート機能をどれにしようか迷っているからやめよう等の理由でネットショップオープンを先延ばしにするのではなく、少しでも早くオープンしユーザーの目に触れられる機会を作るべきです。
初めは誰も貴方のショップの存在を知りません。検索で引っかかるのを待つだけでなくパンフ、名刺等へのurlの記載、既存客、取引先への紹介、メルマガ、リスティング広告等の外部プロモーションも必ず必要になってきます。
より多くのユーザーにアクセスしてもらう機会を作った上で、その中の成果を高める為リアル店舗との違いを意識して今回ご紹介したポイントを念頭にショップ作りを進めることが重要です。

ネットショップの種類と向いているサービス

ネットショップと一口でいっても形式は様々で向いている商材なども異なります。一般的な特徴とどのような場合に向いているかご紹介します。
■ショッピングモール型
リアルでの商店街への出店のようにある程度購入意欲のあるユーザーが集客されていて、ネットショップに必要な基本的なシステムが利用できるネット上のショッピングモールへの出店です。代表的なサービスでは楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング等があります。モール自体が定期的な集客キャンペーンを行っているので、個別の店への集客というのは考えないといけませんがユーザーへの接触機会は一番高いです。
他の形式と比較した場合、
・新規参入(ネットショップのノウハウがない)
・競合店と比較されても価格優位性のある商品
・自社ウェブサイトをもっていない
・集客への個別プロモーション費用がない
といった場合はショッピングモール型でのネットショップが向いています。
■ASP型
ネットのサービスにはASP(アプリケーション サービス プロバイダ)型と呼ばれるものがあります。ネットショップの場合にもカラーミーショップ、イージーマイショップ、メイクショップ等多くのASPサービスがあります。
初めて聞くと難しくイメージが付きにくいかもしれませんがざっくりゆうと、
ASPとは「簡単に低コストでネットショップが利用できる仕組み」
と捉えても良いです。よくショッピングカートシステムと言われたりもします。
細かく言うとネットショップのシステムを提供している事業者のサービスをインターネットを介して事業者のサーバーやドメインの中で利用することです。IDやPASSがあればどこからでも利用できたり、多数の万人向け利用を目的に展開されているので低コストで基本的なネットショップでの仕組みが利用できます。
サービスによってはテンプレートデザインを利用してサイト全体を構築することができたり、購入ボタンに埋め込むショッピングカートの機能だけを利用できたりします。
他の形式と比較した場合、
・ある程度ネットショップやウェブサイト制作のノウハウがある
・価格勝負でなく独自性を出したい
・既にリアルで販売実績のある商品、一般的知名度が高い会社
・集客へのプロモーション費用を確保できる
・自社ウェブサイトを持っていて購入機能だけを設置したい
といった場合はASP型でのネットショップが向いています。
■自社サイトオリジナルシステム構築型
既成のショッピングモールやASPサービスを利用するのでなく、自社のサーバーにゼロベースで構築したり、EC-CUBEのようにオープンソースのプログラムをインストールしてカスタマイズすることも可能です。
他の形式と比較した場合、
・オリジナリティを出したい、
・細かい所までこだわりたい
・特別な機能や既存機能のカスタマイズをしたい
といった場合は自社サイトオリジナルでのネットショップが向いています。
大きなデメリットとしては知識技術が必要なこと、開発期間、コストが必要なことです。
■その他(オークション、フリマアプリ等)
商品に値付けをして売って買うといった一般的なネットショップ以外にも、ユーザーに商品を届けるという視点でいったらオークションやフリマアプリといったサービスの利用も選択肢に入るかもしれません。有名処ではヤフオクやメルカリなどが該当します。(サービスにより法人利用NGの規約がある場合もありますのでご注意下さい)

種類別ネットショップのメリットデメリット

それぞれの種類別ネットショップの違いの概要をお伝えしましたがここでは具体的に主なサービスのメリットデメリットをご紹介します。
※日々サービス変動もありますし、プランや条件により変動もあるのでご参考まで

■ショッピングモール型

主なモールサービスである楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonを比較してみます。
その他au PAY マーケット(旧Wowma)やQoo10、ポンパレモールなどのモールもあります。
楽天市場料金(公式)
Yahoo!ショッピング料金(公式)
Amazon料金(公式)
初期費用比較(安い順)
Yahoo!ショッピング=Amazon(無料)>楽天市場(6万円)
月額費用比較(安い順)
Yahoo!ショッピング(無料)>Amazon(4900円)>楽天市場(5万円)
販売手数料率(低い順)
Yahoo!ショッピング(2.5%~16.5%)>Amazon(8~15%)>楽天市場(※)
※楽天市場スタンダードプラン、Amazon大口出品(月50点以上販売)プラン、売上月100万円の場合
楽天市場はプラン条件により細かいので詳細は各自ご確認下さい。特徴的なところではPC経由、スマホ経由、売上により料率別。楽天ポイント、アフィリエイト経由で上乗せ、オプションのクレジット決済で上乗せ。
楽天市場
ネットショップをオープンする上で特に気になる金額的な面をいったらYahoo!ショッピングとAmazonが大きくリードをし、楽天市場はコストが大分かかる印象です。
ではそのデメリットに勝る楽天市場の強みや特徴はなんでしょうか。
最大の特徴はその規模の大きさです。3兆4000億円という国内EC流通総額(楽天トラブルなど他サービスも含む)と1億人近い会員ID数と知名度をほこり、上手く活用すれば大幅な売上アップが見込めます。
但し、昨今話題の送料無料化問題や楽天ポイントなど購入者には便利なサービスが拡大する一方その負担がショップオーナーにかかってくる印象があるのでデメリットに目をつぶってでも売上をとれるかどうかです。
月額費用はスタンダードプランの場合半年一括払いなので少なくともオープンするまでには36万円が必要です。気軽にネットショップを開業するという上では少し楽天市場はハードルが高いかもしれません。
Yahoo!ショッピング
その一方Yahoo!ショッピングは金額的にいったら初期費用無料で開業までできるという面で初めてにはおススメです。
とはいえYahoo!ショッピングも初めから無料だったわけではありません。2013年にeコマース革命と銘打ってサービス転換を図りそれが今日まで継続しています。
参考:Yahoo!ショッピング無料化!? eコマース革命
当時はシェアなどで楽天市場に大きな優位がありましたが現在ではTポイントと連動したキャンペーンや国内インターネット利用者の90%をカバーするYahoo! JAPANの集客力が強みです。また、自社サイトへの外部リンク掲載や顧客メールアドレスを保有できる点も他社との違いです。
Amazon
楽天市場、Yahoo!ショッピングと同じくくりでご紹介させて頂きましたがAmazonは厳密には少し異なるサービスです。
楽天市場とYahoo!ショッピングを商店街に自分の独自のお店を出店すると考えると、Amazonの場合は出店ではなく大型のスーパーマーケットに商品を卸し販売することになります。
店舗毎の独自色を出すのが難しい反面、統一されたデザインで消費者が商品選択しやすいという利点があります。
ポイント制度や品ぞろえという問題もありますが、楽天市場、Amazon両方で同じぐらいネットショッピングを楽しむというケースはまれで楽天が好きな楽天ユーザー、Amazonが好きなAmazonユーザーと別れる傾向にあるので楽天市場とはまた違った顧客層を獲得ができます。
Amazonの最大の特徴はフルフィルメント by Amazon(FBA)というサービスです。
FBAを利用することによって商品の保管や梱包、出荷、配送といったネットショップに欠かせないバックヤードサービスを代行してもらえるので見えない労力や運営コストを削減できます。
ネットショップで挫折してしまう理由としてバックヤードの大変さというのもあるので社内体制を整えるまではAmazonを利用するというのもありです。
Amazonで出店するデメリットとしてショップ上で独自色を出しにくいので店舗のファンを作るのが少し難しいという点があります。
〇〇というお店が好きで●●を購入したというよりも金額やスペックを比較して商品を購入したという形になるので店舗から購入したという意識は希薄になります。(配送品にチラシを入れるなど工夫次第では可能)

■ASP型

ASP型は数多くありますがその中でカラーミーショップ、イージーマイショップ、メイクショップを比較してみます。
カラーミーショップ料金表(公式)
イージーマイショップ料金表(公式)
メイクショップ料金表(公式)
初期費用比較(安い順)
カラーミーショップ(3300円)=イージーマイショップ(3300円)>メイクショップ(11000円)
月額費用比較(安い順)
イージーマイショップカートプラン(1980円)>イージーマイショップ(2970円)>カラーミーショップ(4950円)>メイクショップ(11000円)
※カートプランは商品ページが生成されず独自サイトへのボタン埋め込みのみ
※年間契約
※イージーマイショップスタンダードプラン3GBの場合
※カラーミーショップレギュラープラン5GBの場合
手数料率
いずれも0円 ※クレジット利用は別
カート遷移後のURL
カラーミーショップ
→任意〇〇.shop-pro.jp
※2021年11月 カート内も独自ドメインに対応

イージーマイショップ
→shop.任意〇〇.com
メイクショップ
→www.makeshop.jp
メイクショップとカラーミーショップ、イージーマイショップを比べると金額的に3倍ほどの差がありますが、サポートセンター曰く3倍の機能があるようなのでその分の料金と捉えることができるかもしれません。
メイクショップは大規模ショップ向けで、顧客毎に単価設定ができるなどBtoB向けの機能が充実しています。
但しカート遷移後のURLでも独自メインを利用しようとなると30万円がかかるそうです。
カラーミーショップとイージーマイショップは金額的には同じなので必要な機能が揃っているかどうかで判断するのが良いですが、
カート遷移後のURLでshop-pro.jpとサブドメインを使用しないといけないカラーミーショップに対してイージーマイショップはホスト名がshopに変わるだけで独自ドメインをそのまま使用できるのでブランドイメージを損ねたくないと考えている場合にはおススメです。
ただ、考え方によっては名も知らないショップの中でクレジット決済など全て完結するよりも、低価格で簡単に使える=知名度もあり安心なショップの機能を利用している方が購入者としては安心するという考え方もあります。
※カラーミーショップは2021年11月 カート内も独自ドメインに対応

■自社サイトオリジナルシステム構築型

モール型やASP型と異なり自分達でサーバー環境を用意したりカスタマイズ設定、保守管理等を行う必要があるので導入ハードルは高くなります。
自社にSEがいない場合は外注する必要も出てくるかと思うのでそちらのコストも勘案する必要がありますが、その分一番自由にネットショップを構築できます。色々こだわりたかったり安いサービスを利用していると思われたくない場合はオリジナルで構築することをおススメします。
今回は2つの方法ご紹介します。
・ワードプレス+EC-CUBE
・ワードプレス+WooCommerce
ワードプレスはウェブサイトを構築する際に世界で一番使用されているCMSです。オリジナルデザインのウェブサイトにワードプレスを組み込むことによりお知らせやブログが簡単に更新できるようになったりサイト自体のSEO効果が高まるためよく利用されます。但し、よく使われる分外部から狙われやすくセキュリティ上のリスクも抱えているため定期的なバージョン更新などの保守管理が必須になってきます。
EC-CUBE
EC-CUBEは無料で利用カスタマイズできるオープンソースのネットショップ構築システムです。
単体でショップ全体を構築することもできますが、それだけだと集客力も弱いのでワードプレスと組み合わせるのがおススメです。
但しこちらもワードプレスと同じく保守管理は必要になり、自動アップデート機能がないのでPHPのバージョンが変更になった際には自力で色々と確認調整が必要になります。
(例、サーバーがPHP5→PHP7にバージョンするとEC-CUBE本体もバージョンアップが必要になりそのままだとエラーで動かなくなったりリスクも)
最大のメリットは初期費用や月額費用がかからないことと、カスタマイズ性がありEC-CUBEを扱うパートナーとしてのコミュニティが確立されていることです。
スタートアップ段階では順調に売ることができるかどうかも分からないネットショップ。
売れても売れなくても毎月支払わなければいけない月額ランニング費用は精神的にも大きな負担ですが、EC-CUBEならその負担がありません。
また2006年にリリースされネットショップ構築のシステムとしてその地位を確立してきたので利用実績も多く、基本的な機能以外にも簡単に導入できるプラグイン(追加機能)も豊富でカスタマイズも可能です。
WooCommerce(ウーコマース)
WooCommerce(ウーコマース)はワードプレスのプラグイン(追加機能)の一つです。世界シェア1位のショッピングカートで、20%超のショップが利用しているというデータもあります。
世界中の有志がカスタマイズをしているので自分で一からシステム開発をせずともWooCommerce(ウーコマース)用の便利なプラグインも利用できます。
とはいえ、海外製のプラグインで日本の利用率はそこまで高くありませんが日本語化も可能で、基本的な機能が揃い無料で利用できるのが大きなメリットです。
元々ワードプレスのプラグインということもありブログ機能を活用することでSEO効果を高めより広いユーザーに商品を目にしてもらうことが可能です。
特徴的なサービスとしてはSKUが無制限に作れるということでしょうか。
SKU(ストックキーピングユニット)とは在庫管理のための最小識別単位です。
例えばTシャツを例にあげると一つのデザインのTシャツでも少なくともS、M、Lのサイズ展開があることが多いですがこの場合は1アイテムで3SKUという形になります。
そしてそれぞれのサイズに赤色、青色、黄色とカラーバリエーションがある場合3×3で9SKUという形になります。
一つのデザインでも細かく分類しようとすると9つに分類できる。これが在庫管理する上でのSKUです。
Tシャツなどのアパレル製品をネットで売って管理しようとするとすぐにSEUが1000も2000もとなってしまいます。
このSKUもショッピングカートによっては上限や制限があったりしますが、WooCommerce(ウーコマース)の場合無制限に利用できるので種類やバリエーションが多いサービスに向いているといえます。

ネットショップをお考えの方は是非ご相談下さい

弊社はウェブサイトの制作やウェブマーケティングの支援をメインに現在活動していますが、実は開業当初は自社運営のネットショップ(和歌山果樹園、ティーファクトリーWASABI)から始めたという歴史があります。(現在は閉鎖)その後、コーヒーや美容オイル、花やインキ、家電機器などクライアントネットショップの構築代行や運用支援など実績豊富ですのでネットショップ開業をご検討されている方はご相談下さい。

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