パソコンで作業をするのが慣れていたらスマートフォンの文字入力が煩わしく、パソコンでしかネット検索をすることがない。といった方も多いと思います。
そんな方がたまにスマートフォンでネット検索をしようとすると違和感を覚えることも。
Googleで検索しても探しているページが見つからないのです。
よく確認してみると普段見慣れているタイトル表示と異なる文言がタイトルとなり検索結果に表示されていたのです。
その原因はGoogleの余計なおせっかいにありました。
検索結果のタイトル表示とは
Googleの検索結果一覧にはURLや写真、説明文など色々な情報が表示されますが、まず目立つのはサイトのタイトルになります。
こちらにはページのHTMLに記述されているtitleタグが反映されます。
クリックしてサイトを閲覧されるかどうかはページ順位以外にもタイトルの表示も重要な要素なのでホームページ制作者が練りにねったタイトルを考えるわけですが、必ずも100%それがそのまま使われるかというと実はそうではないのです。
検索エンジンのGoogleでは2012年以降、指定のtitleタグ以外にもタイトルに表示される場合があることを言及しており、そのシステムは日々アップデートされています。
titleタグを使わないことにより結果が向上?
ホームページ制作者指定のtitleタグを使わない理由としてはtitleタグが長すぎ、キーワードの数が多すぎ、ページ内容を反映していないタイトルをつけているなどの場合、ユーザー利便性が下がるためGoogleで適切なタイトルを付けなおしてあげるというロジックです。
Googleの検証結果としてもタイトルをGoogle側で修正したことにより、サイトへのクリック率が向上するなどの結果が出ている為良いことではありますが、人間が手動でつけなおすわけではなくAIが判断するわけですから「○〇株式会社」と今までタイトルにつけていたのに勝手に変更されて「○〇株式会社は」と助詞まで入ってしまうとしまうとおかしいと感じるわけです。
冒頭のパソコンとスマートフォンでタイトル表示が異なる件もスマートフォンではタイトルが長すぎるとGoogleが判断してスマートフォン向けに短く変更したのかもしれません。
タイトルをGoogleに勝手に変えられないようにするには?
ではどうすればGoogleに勝手にタイトルを変えられないようにできるでしょうか。
残念ながら完全に制御することは現状では不可能です。
ただ、変更されにくいようにすることはできるので下記に気を付けてタイトルを見直してみましょう。
・必ずtitleタグを記述する。
ホームページ制作の基本になりますが、そもそも制作者が指定したtitleタグが無いのであればGoogleが勝手しても文句は言えないのでtitleタグを設定しましょう。
・適切な文字数で設定する
長いタイトルをつけても最後の方は検索結果では消えてしまうか、スマートフォンでは書き換えられてしまう要因になるのでキーワードを詰め込み長くするのでなく、簡潔にページ内容が分かりクリックを促せるようなタイトルを長くとも30文字以内で設定しましょう。
・定期的にパソコン、スマートフォンから確認する
Googleの検索エンジンの仕様は日々変化しています。現状はちゃんと表示されていてもある日表示が変わるということも起こりえるのでサイト公開後も定期的に問題がないかチェックしましょう。