Windows11のパソコンを使用されている方は要注意です。
Windows向けの更新プログラム「KB5012170」で現在問題が発生しており、最悪パソコンがロックされて初期化以外復旧ができなくなってしまうことがあるので事前の対策を取りましょう。
手動更新している場合はしばらく更新しないことをおススメします。
症状 BitLocker回復キーを求められる
普段と同じようにパソコンを使い、パソコンをシャットダウンし、翌日立ち上げると英語だらけの画面に。よくわからないので取り合えずOKやキャンセルを押すと、
「BitLocker回復 このドライブの回復キーを入力してください。」
とブルースクリーンで表示され、どうしたら良いか分からない。
再起動しても同じ画面・・・、こういった相談を現在頂いています。
もし今までそういった現象が起きていなくても、Windows11のパソコンを使っている場合、今後発生する可能性があるので(マイクロソフトの対応が終わるまで)、最悪発生しても良いように対応策を取っておきましょう。
発生しないようにする方法、発生した後の対処法は後ほどお伝えします。
事前対処法 ①BitLocker回復キーを求められる前に
Windowsマーク
>設定
>プライバシーとセキュリティ
>デバイスの暗号化がオンかオフか確認。オンの場合は「BitLockerドライブ暗号化」をクリック
>回復キーのバックアップをクリック
>ファイルを保存、もしくは印刷
※ファイルを保存する場合、デスクトップ上などには保存できませんのでUSBメモリなどに保存。(暗号化がかかったらそもそもそのファイルにアクセスできないので)
>PCを立ち上げた際にBitLockerの回復キーを求められたら先ほど保存した48桁のキーを入力。
事前対処法 ②そもそも出ないようにする
今回の問題はそもそもBitLockerでハードディスクが暗号化されていること自体を認識していないことによります。
まずは状態を確認し、暗号化されているのであれば暗号化を外すというのも一つの方法です。
(ハードディスクを暗号化することによりパソコンを分解等した際にハードディスクからデータを取り出されることを防ぐことができますが、メリットよりも不意のロックにより復旧できずにデータ初期化するデメリットの方が大きいかと・・。)
1、スタートボタン(ウィンドウズマーク)右クリック>ディスクの管理
暗号化されている場合下記のような表記になります。
2、暗号化のオフ
設定>プライバシーとセキュリティ>デバイスの暗号化のオンをオフに変更
※オフに切り替わるまでに30分から60分程度かかりますがその間パソコンの操作は可能です。
暗号化解除されれば下記のような表示になります。
事後対処法 マイクロソフトアカウントを確認
Windows11のパソコンの初期セットアップではマイクロソフトアカウントが基本必須になっています。
(裏技的にネットに繋がずにローカルアカウントで立ち上げる方法もありますが)
なのでマイクロソフトアカウントでログインしたことがある場合はマイクロソフトアカウントにBitLocker回復キーが保存されていることがあります。
別のパソコンからマイクロソフトアカウント(下記)にログインして回復キーを探しましょう。