— senior voice
先輩の声

仕事内容
私の社内での仕事を主に3つあげるとすると1つにアクセスログ解析があります。 アクセスログ解析とはウェブサイトに訪れたユーザーが残したデータをレポートにまとめ、直帰率を増やさないようにしたり、アクセス数をアップさせるための問題点や改善のポイントなどを探し提案していくことです。
解析と一言で言うと社内でパソコン画面や数字とにらめっこというイメージがあるかもしれませんが、意外にも一番大切なことはクライアント現場に訪問し膝を突き合わせて話をすることです。
アクセスログで出てくる数字は物事の判断指標の一つになりますが、数字だけで全てが分かるわけではありません。Aという企業、Bという企業が同じ数字を記録したとしてもそれはAにとっては良い数字、Bにとっては悪い数字ということもあります。
大きく数字に変動があった場合、リアルな施策、例えば見込み客に対してサンプリングを行ったことによる結果などは数字だけを見ていても原因は分かりません。クライアントとの打ち合わせを通して先月や今後の施策について確認することで判断を立てることができます。
よくクライアントに他社比較よりも自社比較が大切と伝えることがあります。アクセス数○○、直帰率××%という数字が出たならばそれを他社と比較するよりも今後半年、1年と運用していく中で数字を向上させていくことが大切です。
2つめの仕事としては情報設計やルールのセグメント化です。
クライアント自身がウェブサイトを管理する場合によくある事例として更新ルールや仕組みが明確化していない中でコンテンツを追加していくと色々とつぎはぎになっていき、一部ページのメニューがリンク切れを起こしたり、意図しない部分が変化するなどの不具合が生じ担当者自身も何が起こっているか分からない状態になることがあります。 担当者一人にしか編集できなくなることで負担は集中しますし、仮に退職された場合は誰も触ることができなくなったり引継ぎも大変になります。
特に全体をリニューアルすると作業が大変になるから一部を修正追加していこう、スマートフォン用のページを別に追加していこうというケースでよく見られます。
ウェブサイトは作って終わりではありません。時間が経つにつれコンテンツの追加見直しやシステム面の追加見直しも必要になってきます。 私の役割としてサイト制作や情報設計の段階から携わることにより、サイト更新のルール付けをCMS(ホームページ管理システム)やクライアントに落とし込み担当者変更や仮
に業者変更があっても煩雑にならないようにお手伝いすることです。
3つめの仕事としてはクライアントと弊社のセグメント調整です。
クライアントの担当者の仕事がウェブ専任ということでしたら問題ないですが、他の業務と兼任していることが多いですので、私は前述のアクセスログ解析により直帰率を増やさないようにしたり、アクセス数をアップさせるためのポイントを探しレポートにまとめるとともにサイト全体の修正や設計を提案していきます。 クライアント担当者にはそのネタを元にCMSを利用してお知らせ・ブログの更新や既存コンテンツの修正充実を図ってもらいます。 クライアントレベルで対応が難しい修正や追加は弊社内で対応できるように調整します。
仕事のやりがい
仕事の大変さ
またプロジェクト期間中は土日や夜間でも緊急の対応が必要な場合がでてきたり、常に情報のアンテナを張っておくことは大変かもしれません。 ただ、平日にしっかりタイムマネジメントをしておけばイレギュラーな対応は少なくなるので気を付けています。