ドメイン放棄(破棄)の危険性と注意点

2018年10月24日


最近ドメイン放棄が話題になりました。
ドメインとはホームページのアドレスに表示されるwasabi3.comなどです。
何故話題になっていたかというとドメインを放棄したことにより第三者取得による悪用の危険性を指摘されたからです。
参考:森元首相の旧サイト別物に=中古ドメイン、第三者取得―専門家は犯罪利用の危険指摘
参考:NHK関連サイトのドメイン、ネットに出品 悪用の恐れ
※現在上記参考記事閲覧はできません
ドメインは適切に管理をし放棄した際の危険性を把握しておくことが大切です。
ドメインの特徴と危険性、注意点下記にまとめます。

ドメインの更新とドメイン放棄

ドメインはレジストラと呼ばれる事業者から取得するのですが、一度取得すればずっと使用できるわけではなく更新費用というのがかかってきます。
常に複数のドメインを管理しているホームページ制作業者ならば問題ないかと思いますが、一般の企業が自社でドメインを管理している場合、たまに更新通知が来ていたりしても気づかずに更新を怠ってしまうことがあります。
そんな時はある程度の猶予期間の後権利を放棄したとされてしまいそのドメインを使用できなくなってしまいます。
使用できないだけならまだ良いのですが、ドメインの場合は第三者が同じ文字列のドメインを引き継いで取得ができてしまいます。

第三者のドメイン再取得。その危険性

何故今まで自分達が使用していたドメインを取得されてしまうのでしょうか。
たまたま同じ社名やサービス名を使用していてその文字列が必要になることももちろんありますが、全く関係ない文字列のドメインを取得することもあります。
その主な理由としては下記があります。
①SEOにおいてドメインの古さが有利に働く
②当該ドメインにリンクを貼っていたリンク元サイトからのアクセスを利用しての広告収入や不正サイトへの誘導、フィッシングサイトに利用する
③スパム、迷惑メールの送信元アドレスに知名度のあるドメインを使用する
特に②や③の場合は知らず知らずの内にリンク元のサイトやその利用者に迷惑をかけることにもつながってしまいますので自社サイトへ他社サイトからリンクを貼られる被リンクが多い有名サイトなどは気を付ける必要があります。

第三者に取得される理由

更新手続きを忘れて意図せず第三者にドメインを取得されてしまうこともありますが、意図的に解約をしてドメインを破棄(放棄)することもあります。
例えば、キャンペーンサイト用に取得したけれどキャンペーンが終了した、社名が変更になった、会社を閉鎖することになった、co.jpを取得することにより.comのドメインが不要になった等。
このようなケースでもできればドメインだけ維持するのが良いと思います。
年間数千円は維持にかかりますが、第三者取得され悪用された場合のリスクを考えると企業としての必要経費ともいえると思います。
サーバーを用意すれば変更後のドメインに転送させるという使い方もできます。
また使用予定が無くても同じ文字列で違う種類のドメイン(.com、.jp、.net等)を予め取得しておくのもブランド価値を守る方法の一つです。

まとめ

今まで使用していたドメインを第三者に取得されても商標の侵害などがない限り基本的に文句は言えません。またその手続きや解決も紛争処理という形で手間と時間がかかってしまいます。
ドメインの放棄(破棄)は慎重に行い、出来れば維持をしておきましょう。
また手動更新の場合は更新手続きを忘れないようにして不安であれば制作業者に管理を依頼しましょう。そちらの方がウェブやメールで必要な設定なども対応できるためスムーズです。
ドメインを放棄(破棄)する場合はリンクがはられていないか確認しリンク元に変更の連絡をしましょう。

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