ウェブサイト内で継続的にブログ記事を作成しコンテンツを増やすと直帰率も高くなりがちです。
直帰とはウェブサイトに訪れたけれども一番初めに見たページだけで画面を閉じてしまうことです。
コンテンツを増やすということは間口が広がり色々なキーワードで各記事が検索されやすくなります。
ブログ記事は基本的には検索ユーザーの求めている情報をその記事内で解決できるように作成するのでそこが解決されると離れていき直帰となります。
もちろん関連記事を表示させたり、問い合わせリンクをつけたりと工夫によって直帰でなくウェブサイト内を回遊させることは可能です。
グーグルの計測上、長くその記事を読んでいても一瞬で帰ってしまっても同じ直帰として評価されます。
1ページで帰ってしまう=そのサイトの内容は検索結果との関連性が低いとも考えることもできますので直帰率が高い=グーグルからの評価(SEO順位)が下がってしまう。
とも考えることができますが、実際の所どうなのでしょうか。
直帰率は順位データとして余計(影響がない)という見解
直帰に関してグーグルのマットカッツ氏は2008年のフォーラムで下記のように述べています。
直帰率(をランキング要因にすること)は、スパムに繋がるし、そもそもデータとして余計なものだよ。
直接順位には影響がないと断言しているわけではありませんが、余計というニュアンスからすると影響は少ないようです。
直帰が順位に影響するとの検証結果
グーグルの見解としてはSEO順位に影響がないとのことでしたが実際に10万ものサイト(全ての検証含めると100万)を分析検証してみた例をご紹介します。
海外調査になりますが、リンク構築の手法で定評のあるブライアン・ディーン氏が設立したBACKLINKOの調査です。
参考、画像引用元:BACKLINKOによるランキング要素の大調査!100万の検索結果を分析してわかったこと。
縦軸が直帰率、横軸が順位です。
こちらの結論としては「低い直帰率は、Googleの検索結果における高順位と、強い関連性がある。」とのこと。
確かにグラフ全体を見ると関連性がありそうです。
但し、気をつけないといけないのは他の要素も絡むため直帰率が直接の順位決定の要因になっているかは分からず、直帰率が低いことは検索結果上位の十分条件ではないということです。
直帰に一喜一憂することもないけど一つの指標にしましょう
結論としては直帰率とSEO順位との関連性に関しては明確になっていませんが直帰率をユーザーの期待に応えられているかどうかの一つの指標にすることは大切です。
ブログ記事を特に作っているわけでもない企業サイトなどでトップページの直帰率が高ければアイキャッチやタイトルの見直しを検討する必要もありますし、ブログで直帰が高いページがあってもそこへの被リンク等が多ければユーザーの期待に応えた上での直帰と考えることもできます。特定の記事が直帰率を極端に押し上げていることもあります。
大切なのは何故直帰率が高くなっているのかを確認することです。
コンテンツ作りの参考に下記など参考にしてみて下さい。
参考:今すぐ始めるコンテンツマーケティング