Googleアナリティクスには大きく3つの構成があります。
権限の大きい順に並べると
・アカウントレベル
・プロパティレベル
・ビューレベル
となります。
Googleアナリティクス導入時にはこれらの設定を行っていくのですが、気をつけたいポイントを確認してみます。
アカウントレベルの設定方法
一番大きな括りになります。アカウント名は社名や、今後アカウントが増えること考えてプロジェクト名等を入れます。
特に正解はないので初めに共通ルール化しておくことが大切です。
データ共有設定でチェック項目がありますが、情報を特定されるわけでもないですし、グーグルさんからのサポートも受けられるようになるのでなるべく全てチェックを入れましょう。
ビューレベルの設定方法
ビューレベルの設定について。ビューとはどういったものかというと、便利に簡単にデータ分析ができるように予めデータを加工設定して分析しやすい状態を作ることです。
ビューは複数種類作ることができます。
ポイント1
大切なこととして何も手を加えないオリジナルのビューデータをバックアップ用に残しておくことです。
※ビューは設定時点からデータが計測され始めるので過去に遡ることができません。
ポイント2
ビューのコピーを利用すれば新しいビューを作る際にも工数削減をすることができます。
ポイント3
コンバージョンポイントが複数ある場合はコンバージョン毎にビューを分けた方が分析がしやすくなります。
設定詳細
- ビュー名、日付やどんなフィルターがかかっているか一目で分かるようなタイトルにしましょう。
- ウェブサイトのURL、末尾に/が入ることありますが外しましょう。
- タイムゾーン、通貨が日本以外になっていることもあるので日本に設定しましょう。アメリカ設定などになっているとデータ計測のタイミングも異なってきます。
- デフォルトのページ、トップページで同じページなのにURLが変わっている場合がありますがその際は末尾部分を入力しましょう。
- ボットのフィルタリング、チェックを入れることで最近話題のリファーラースパムの影響を少なくし正常なデータに近づけることができます。
- サイト内検索のトラッキングとクエリパラメータ、サイト内検索を活用している場合クエリパラメータ(=の左辺)を入力することでどんなキーワードで検索されたか確認ができます。
- 目標設定、サイト内のコンバージョン(目標)を設定することができます。
- 到達ページ、滞在時間、ページビュー数、イベントの4種類で設定できます。
例wasabi3.com wasabi3.com/index.html の場合「index.html」とここを設定することで
同一のページなのに複数のデータに分かれて集計されてしまうのを防ぐことができます。
クエリパラメータ例)検索した際のURL末尾が/?q=ワサビ となっている場合はq。
ポイント4
到達ページタイプの場合デフォルトでは「等しい」となっていますが「先頭が一致」や「正規表現」に変更した方がパラメータが入った時でも計測漏れが無くなるのでおススメです。
ポイント5
イベントタイプの場合はGoogleタグマネージャー側で設定すると便利です。
基本的にはアカウントを作成しトラッキングコードをウェブサイト内に入力するだけで計測が出来てしまうGoogleアナリティクスですが、初期に設定を細かくしておくことで後々データとして使いやすく正確になるので必ず設定しましょう。