コンテンツマーケティングにおいて内部ブログ(同一ドメイン内でのブログ)の作成は重要な要素です。
外部ブログ(アメブロやFC2ブログ等)やSNSではデフォルトで記事や投稿に対してコメント欄が設けられていることが多いですが、内部ブログにコメント欄を設けた方が良いのでしょうか。
コメント欄はSEO的には効果あり
グーグルのゲイリー・イリーズ氏とジョン・ミューラー氏は、
「健全かつ活発なコミュニティは、検索評価に影響を与え、サイトのオーソリティ(権威)も高める」
「外部のユーザーの書き込み(コメントなど)であっても、そのページの品質を評価する際の対象となる」
と発言しており、その中でもコンテンツが5、被リンクが2、コメント欄が1の価値があると言っています。
この発言を受ける限り積極的なSEOを考えるのであればコメント欄の設置は有効のようです。
またコメント欄には目には見えないSEO的効果もそうですが、それ以外にもサイトが活発的に動いていると印象を与えられたり、投稿されたコメントをきっかけに新しい記事へのネタが出来たり、サービス改善等に繋がるというメリットもあります。
但し単にコメント欄を設置すれば良いというものでもありません。
コンテンツ5、コメント欄1のウェイトからも分かりますがユーザーのコメントを引き出すにはやはりコンテンツの中身が大切になってきます。
そもそも価値がないコンテンツには
コメントやリンクも集まりません。
炎上でSEO価値を高める方法もあるが意味はない
基本的には価値がある記事に対してコメントが集まるものですが、ユーザーにとってマイナス価値や不愉快な内容、煽るような発言を掲載しコメントやリンクを集める炎上商法というものもあります。
現状のGoogleのアルゴリズムではこれもまだプラスとなってしまうようなのでそれを逆手にとるということも方法としては考えられますが、一般のビジネスサイトとしてはおススメできません。
ページビュー数アップ等が目的のアフィリエイトサイトであったり認知度アップだけを求めるならありかもしれませんが、仮にSEO効果が得られて上位に表示されたとしてもクリックされた先がネガティブな情報で埋まっていたら逆効果でサイトのコンバージョン(資料請求等サイト上での目標)に結びつけることはできません。
検索順位の上位表示はコンバージョンへの手段であって目的ではありません。
コメント欄はデメリットも考えた上で情報活用のために
コメント欄の設置はメリットだけでなくデメリットもあります。
コメント欄を設置した場合放置しておくわけにはいきません。
スパムとしてのコメントが入ることもある為、承認制にしたり、時には管理者として返信しないといけなくなるかもしれません。
意図せずとも炎上してしまうこともあります。
また例えユーザーの役に立つ価値の高いコンテンツだったとしても全員が全員コメントをしてくれるわけではないのでコメントが入らなければ逆に寂しい印象を与えてしまいます。
コメント欄を設置するにしてもあくまでもSEO目的に設けるのではなく、そこからの情報を活用するという目的で設置する必要があります。