Moodle(ムードル)とは
Moodleというサービスをご存知でしょうか。
一般にはあまり知られていないかもしれませんが、教育関係者の方には知名度のあるサービスのようです。
というのもmoodleは無料で利用可能なeラーニングの為のプラットフォームになります。
1999年に開発が開始されたのですが、オープンソースな為世界中のユーザーが開発を進めて進化しており、海外発祥ですが日本語など複数の言語に翻訳され日本のコミュニティもあります。
日本ムードル協会
eラーニング、オンラインで授業を行うために開発されたシステムではありますが、ユーザー管理やプラグインなどを活用すると色々な用途に使えるので主な使用方法ご紹介します。
余談ですが、CMSで有名なワードプレスもオープンソースです。
参考:ワードプレスとは?メリット・デメリット
Moodleでできること
Moodleにはユーザー管理、権限を与える機能があるので各権限においてやれることや表示が変わってきます。
eラーニングが前提なのでまずはコースと呼ばれる科目に相当するコンテンツを作成し、そこに下記の色々な機能を入れることができます。
1週毎の時系列になっています。
・ページ作成機能
特別なHTML等の知識が無くてもワードプレスのビジュアルエディターと同じく直感的に作成が可能です。
感じとしてはWordで文章を作るような形でページができます。
ユーザのページ閲覧記録や検索もできます。
小テスト機能
この機能では多肢選択問題、組み合わせ問題、記述問題および数値問題を含む様々なタイプの問題を含む小テストを作成することができます。
時間制限やテストを受験した学生へのヒントや回答を表示したりそのタイミングも細かく設定できます。
管理者は学生の採点結果や過去の成績をみることができ習熟度を測ることができます。
フォーラム機能(掲示板)
デフォルトでニュースフォーラムとしてコース作成時に作成されています。
2chのような掲示板として使うことができます。
フォーラムタイプも複数あり誰でも自由に参加できる標準フォーラムや、一つのテーマだけにディスカッションするフォーラム、Q&Aフォーラム等を作ることができ、フォーラムを評価(採点)することもできます。
また書込み内容を参加者にメールで転送する機能を使うと積極的に盛り上げることもできます。
課題提出機能
学習にはオンライン上でのテストだけでなく、やはりレポート提出という要素も必要ですが、Moodleではメール添付での提出という形ではなくシステム上のアップロード機能で完結させることができます。
提出期限や提出管理もできる為管理者の負担も減らすことができます。
その他
その他にもアンケート、チェックリスト、チャット、メッセージ送信、投票、用語集等々様々な機能があります。
さて機能が豊富なMoodle。どうでしょうか。使ってみたくなりましたでしょうか。
次回は実際の導入手順と事例などご紹介致します。
参考:Moodle情報サイト
参考:Moodle(ムードル)とは