iPhoneやiPad、その他高解像度のスマートフォンやMacのパソコンの製品に詳しい方であればご存じかと思いますが、これらの機種に搭載されている「Retina(レティナ)ディスプレイ」とウェブサイトを制作していく上での関わりについて記載いたします。
Retina(レティナ)ディスプレイとは?
アップル社製製品のうち、高精細ディスプレイを搭載したモデルに与えられる名称、およびディスプレイそのものを指す名称である。「Retina」は英語で「網膜」という意味で、画素が細かく人間の目で識別できる限界を超えている、ということから命名された。レティナディスプレイは、前のディスプレイと比べ、画面解像度とコントラストが4倍ほどに達し、もっと鮮やかで深い色になる。
参考:wikipedia
参考のウィキペディアからもわかる通り、レティナディスプレイは従来のディスプレイと比べてかなり解像度の高いディスプレイになります。主にiPhone4以降のiPhoneやiPad、その他Appleの製品に搭載されています。最近ではAndroid携帯でも高解像度の端末が多く発売されています。
ウェブサイト、ウェブアプリとの関係
レティナディスプレイにウェブサイトやウェブアプリを対応させていない場合、従来のウェブサイトやウェブアプリでは、これらの高解像度の端末で一部分の写真や画像等を閲覧した際に、画像が荒く感じてしまう可能性があります。
これらの端末に画像を対応させるためには、掲載したいサイズの2倍の画像を用意する必要があります。
用意した2倍の画像を掲載したいサイズに調整し、ウェブサイトに掲載します。
この様に、ウェブサイトでこれらの端末に対応させるためには、画像の調整並びにサイトのコード等の調整を行う必要があります。
イメージやブランディングを重視するビジネスにおいては、信頼性を落とさないためにも、ウェブサイト等はこれらの端末にも対応したウェブサイトが必要となってくるでしょう。しかし、そのために画像全てを対応させるとトラフィックが増えてしまい、サイトが重くなる可能性があります。
スマートフォンで閲覧できる様にサイトを対応させる際と異なり、レティナディスプレイに対応するポイントや目的を検討する必要があるかと思います。
下記参考は、PCとモバイルの関係を記述した内容になります。
参考:Googleなどの検索エンジン、売り上げシェア減少
まとめ
現在の状況においては、iPhoneなどのスマートフォンやタブレットにしか影響を及ぼさないので、サイトを全てのディスプレイにに対応させるために修正する必要はないかと思います。
また、レティーナディスプレイ対応の端末でもブラウザの影響を受けて見え方が変わってしまう可能性もあるため特段対応を急ぐことは無いかと思います。