グローバルナビとは
グローバルメニュー、グローバルナビゲーション、メインメニュー、メニュー等と呼ぶことがありますが一般的なウェブサイトで見られるような上記赤枠部分を指します。
ウェブサイトに訪れた際にまず目に入り、クリックされる部分になるのでサイトの顔とも言うべき部分。ここをどういう風に作るかというのは重要になります。
グローバルナビの最適メニュー数とは
ではグローバルナビの最適メニュー数とはいくつになるでしょうか。
特に決まりはなく、極端にいうと文字サイズなどを考慮しない場合10や15とメニューを表示させることができます。但し、その場合見にくいことは当然ながら、メニューが多いことで逆に探したい情報をピンポイントで探しにくくなる場合があります。とはいえ多角的な展開をしている企業であればメニュー項目が多くなることも事実です。そこでいかに、メニューをカテゴリー分けして分かりやすい階層構造にするかが大切になります。
メニュー数に決まりはないとお伝えしましたが、よく使われるメニュー数というのは大体決まっており7(±2)。つまり5~9と言われています。この「7」という数字はアメリカの認知心理学者ジョージ・ミラーが提唱した、心理学用語でのマジックナンバーに基づくもので人間が短期的に記憶できる限界の数と言われています。
※このマジックナンバーには諸説あり、7という数字もミラーの研究からによるものではないとも言われ、現在では4(±1)とも言われています。
参考:実は「7」じゃない。本当のマジックナンバーは「4」だった
参考:マジックナンバー7の誤解
PC用のデザインのみならば7つのメニューでも問題なかったのですが、時代はスマホ時代。スマホで見た際のデザインも考慮しないといけません。スマホでのデザイン表現は何パターンかありますが、その中の一つレスポンシブデザインの場合、グローバルナビはどのようにするのが良いでしょうか。レスポンシブデザインって何だろう?という方は下記を参考下さい。
参考:レスポンシブデザインについて
レスポンシブデザインでのメニュー表示
いくつかパターンがあるので主なものを紹介します。
- 右上もしくは左上にメニューボタンとしてまとめてしまうパターン
- 段組みを変えてしまうパターン
- そのまま小さくするパターン
- メニューをアイコンボタン化するパターン
一番良く目にするパターンかもしれません。3本線のメニューアイコンをタッチするとメニューが縦にズラッとドロップダウンで出てくるパターンです。横からスライドして出てくるパターンもあります。
PC
スマホ
メニューデザインはそのままに、1段4列だったメニューを2段2列等に変えてしまいます。タッチをしないでも視覚的に全てのメニューを確認することができます。奇数のメニュー数の際は若干難しい場合もあります。
PC
スマホ
元々のグローバルナビの数が少ない場合は同デザインのままメニューの横幅を狭くすることでも対応可能です。
PC
スマホ
メニュー内容に対応したアイコンを作ることによりテキストのみのボタン化よりも視覚的にもタッチしやすくなります。
PC
スマホ
スマホで閲覧する場合はビジュアルデザイン的な要素以外にも使い勝手や軽さ(表示速度)も大切になってきます。グーグルもモバイル対応に関して色々と指標を出しているのでこれに基づいて制作することも大切です。
参考:モバイル対応が検索結果に影響する?
参考:レスポンシブWebデザインのグローバルナビゲーションパターン
参考:レスポンシブサイトとは