ブログが企業としてマーケティングのツールとして使われる事はよくあります。
様々なリソースに制約がある中小企業や個人経営でも、ブログ運用して集客やブランディングなどに上手く活用しています。
しかし、ブログといっても有名人や著名人の様に個人の日常の生活を投稿しているだけでは、企業としてはあまり効果は見られません。
有効に活用するためには、特徴を理解する必要があります。
ブログテーマの設定
企業がブログを行う上で、検討するべきポイントの一つして、
「誰に、何を伝えるのか」というブログのテーマを明確に設定する必要があります。
下記の3点に注目して、ブログのテーマを設定していきます。
読者の確認
テーマを設定していく上で、一般的なマーケティング分析と同様に、
ブログの読者は、「どの様な規模やどの様な企業」「どの様な役職・職種」「何に課題を感じているのか」「どの様な情報を求めているのか」など、想定できるターゲットとなる読者のペルソナを出来る限り具体的に設定します。
キーワードの確認
ブログのコンテンツを増やしていくと、記事が多くなり、内容が煩雑になり、多くの情報を集めただけのコンテンツ集になってしまっている事が多くみられますが、なるべく範囲を制限し、あまり他の企業が用いないテーマで、かつその様なテーマを読者がどの様なキーワードで検索しているかを想定し、見極める必要があります。
自社の強みの確認
設定した読者に対して、ブログの記事を読んでもらって自社のどの様な強みを伝えていくのか、読者の課題を自社でどの様に解決してもらうのか、競合他社との差別出来る部分はどこなのか、
などを確認する必要があります。
ブログで利用するキーワードの確認
全体のテーマの設定が完了したら、それらに関連するキーワードからコンテンツを作成していく事になりますが、読者が良い記事だと判断し、読みたくなるようなタイトルの設定が大切になります。
テーマやタイトルにニーズが無ければ、記事を求めている人も少なくなり、ウェブサイトに訪れる事は難しくなります。多くのアクセスを獲得するためには、SEOを意識したキーワード設定が必要になります。
ニーズのあるキーワードを探すツールの一つとして、Googleが提供しているキーワードプランナーがあります。キーワードプランナーでは、キーワードの検索のボリュームや、キーワードに関連した他のキーワードなどを把握する事ができます。
参考:キーワードプランナー
コンテンツ記事の確認
コンテンツを作成していく上で大切なことは、
「情報の整理ができているのか。」
「分かりやすく伝えられているか。」
「リンクミスがないか。」
など、企業が投稿する文章として誤った記述をしていないかなど、注意を払う必要があります。
また、優良なコンテンツである他のサイトの記事をそのままコピーしてブログとして投稿してしまうと、検索エンジンからコピーと判断されペナルティを課せられてしまうこともあります。
記事一つで企業の信頼を損なう可能性も秘めている為、記事のチェックは複数人で行うことをオススメします。
まとめ
設定した読者にとって有益な情報(コンテンツ)をブログで継続的に発信することで、ウェブサイトへのアクセス数は増えていきます。
しかし、ブログを構築して、ウェブサイトへのアクセス数を増やすだけでは無く、本来の企業としての目的である、売上につなげることが大切になります。
ブログの読者を資料のダウンロードや問い合わせなどへ誘導し、新しい見込み顧客とするなど、
ブログから次の行動への導線を設定することが大切になります。