パララックスデザインというのをご存知でしょうか。あまり聞きなれないかもしれませんが、今までに一度は見たことあるかと思います。事例をあげたら「なるほどこれのことか」となるかと思いますので参考に下記をご覧ください。
参考:http://www.lazor-osaka.jp/nakanoshima/
参考:http://www.tokyo-skytree.jp/
参考:http://www.buffaloes.co.jp/expansion/entertainment/orihime/
如何でしょうか。最近でしたらアドワーズなどのネット広告のランディングページとして使われることもよくあります。ただ、「内部リンクのある縦長の一枚もののデザインのこと」という認識だと正しくないので簡単に定義を説明します。
パララックスとは日本語で言うと「視差」のこと。視差と言われてもよく分からないですが、簡単にいうと遠近や動きを感じるサイトのことです。
下記のような横スクロールもパララックスデザインと言えます。
参考:http://www.nintendo.com.au/gamesites/mariokartwii/
ホイール付きのマウスの普及によりマウス本体を動かす必要なく上下や左右の移動も簡単にできるようになったのでそのメリットを活かしたパララックスデザインは2012年頃から広がりを見せています。
一般的にみられるようなメニューボタンで見たいページの画面に一つづつ切り替える必要もありません。直感的にホイールを動かしスクロールをさせることで自動的に印象的な情報が時には動きをつけながら飛び込んでくるのでインパクトがあり、一貫したストーリー性やデザイン性を伝えることができます。
デメリットや注意点は?
もちろんデメリットや注意点もあるのでパララックスを用いたページ制作の際には下記も点などに気を付けて下さい。
・1枚のページにコンテンツが集約されるので重くなってしまう。
・伝える内容のストーリーやユーザービリティを考えないで設計するとかえって伝えたい内容が伝わらなくなる。
・デバイスやブラウザでの挙動を考慮する必要がある。
参考:ウェブデザインクリップ