以前Instagram(インスタグラム)をご紹介しましたが、
今回は同じような形の画像共有サービス、ピンタレストのご紹介です。
このピンタレストですが、FacebookやTwitter、などテキストが主なSNS
と違い、画像や動画といった感覚だけで楽しめるものになります。
参考:話題のSNS「Instagram(インスタグラム)」とは?
https://www.wasabi3.com/2015/02/instagram/
ピンタレストとは
アメリカで2008年にオープンした画像を共有するSNSサービスになります。
インターネット上で見つけたお気に入りの画像や動画を、自分のスペースである「ボード」に、pin=ピン(貼り付け)し、登録したメンバーのボードなどと共有することが出来ます。
感覚としては、スクラップブックに写真や雑誌の切り抜きを貼っていく作業になります。そのスクラップブックのコレクションをネットを通して友人や世間に見て共有するといった形になります。
人気の理由が説明文だけではわかりにくいですが、
主な魅力は下記になります。
- ワンクリックで画像の投稿・共有が出来るので、コンテンツ作成のハードルが低い
- シンプルでデザイン性が高いインターフェイスが美しく、閲覧性が良いので、眺めているだけでも楽しい
- 自分の興味・関心、センスをビジュアルで表現できる
この様に、雑誌や写真集を眺める様にピンタレストを楽しんでいるユーザーも多く、
過度のコミュニケーションを必要としないため、いわゆる「SNS疲れ」を感じさせてないという点も人気の理由になります。
Pinterest(ピンタレスト)とInstagram(インスタグラム)違い
画像を共有するSNSであるピンタレストですが、同じ画像を共有するSNSであるインスタグラムとはどのような違いがあるのでしょうか。
インスタグラムの特徴としては、アプリの利用によって綺麗な写真を撮ることができ、自分の「ライフスタイル」を画像で共有する事ができます。
投稿される写真は「自分で撮影した写真」になります。
一方、ピンタレストで共有されるのは自分の写真だけでなく、自分がウェブサイトやブログで見つけた興味のある写真や、ピンタレスト上にある他のユーザーの写真を共有する為、自分の「興味・関心」を画像で共有する事が出来ます。
ピンタレストに投稿される写真は「お気に入りの画像」になります。
ピンタレストにイメージコンテンツを貼り付ける方法は2種類あります。
・ピン
・リピン
ピンとは、外部の画像共有サービス、Webサイトやホームページ、ブログなどに掲載された写真や動画をピンタレストに貼り付けることです。
リピンとは、ピンタレストに既にピンされた写真・動画を再度別の場所に貼り付けることです。
ユーザーがそれぞれの「ボード」に興味や関心がある画像・動画を収集し共有する事で他のユーザーの新たな興味や関心が生むことが出来るサービスになります。
参考:http://nanapi.jp/web/pinterest
ピンタレストの基本的な使い方
ピンタレストの登録方法
ピンタレストはメールアドレスがあればすぐに登録できます。
既に登録済みのSNSアカウント(Facebook、Twitter等)があれば、スムーズに登録出来ます。
「ユーザー名」「年齢」「性別」を入力をするだけで登録ができます。
登録が完了すると確認のため、登録したメールアドレスに確認メールが送信されています。
ピンタレストでのアクション
- フォロー
- ピンタレストのタイムラインに自分のお気に入りの写真を流すためには、
自分の興味や関心のあるボードをフォローする必要があります。
また、ボードを所有しているユーザー自体をフォローすることも出来ます。
ユーザー自体をフォローすると様々なボードを所持している為、興味のない画像や動画もタイムラインに流れて来ることもあるので注意しましょう。 - Likes
- TwitterやFacebookでよく使われている「Likes」になります。
感謝の気持ちや気に入った事を表したいのであれば、「Likes」を使ってみましょう。 - リピン
- 本当に気に入った写真や動画を自分のボードに収集していきます。
カテゴリごとに収集した画像を分けることができるため、自分の興味が詰まったボードを作成する事が出来ます。
ピンタレストコミュニケーション
- コメント
- 共有
- 送信
ピンタレストでは、他のSNSとは違ってあまりユーザー同士でコミュニケーションをする事は少ないですが、
画像や動画に対してコメントを行ったり、自分のFacebookに投稿して共有したり、その画像を友達に紹介する事が出来ます。
ビジネスでの活用
ピンタレストではFacebookのfacebookページと同様なビジネスアカウントがあります。
上記のようなピンタレストの特性や特徴を理解することで、ビジネスに上手く活用することが出来ます。
個人アカウントとの違い
個人アカウントとビジネスアカウントでの使用方法等に違いはありません。
しかし、一番の大きな違いはアクセスの解析が使える点になります。
ピンタレストでは、ユーザーの情報を知る事が出来るアクセス解析ツールも提供しています。
どの様な画像を共有しているか、興味は何なのか、どのような場所によく訪れているのかなど細かくユーザーやコンテンツを観察することで、ブランドのターゲティングやマーケティングに活かす事が出来ます。解析によって自社のボードにどのような画像を投稿すればよいかも見えてきます。
ウェブサイトへの誘導
ピンタレストはFacebookに次ぐサイト誘導率が特徴でもあります。
興味や関心が高いため、参照のリンクから自社サイトに訪れるユーザーが高いとされています。
現在、ピンタレストに適しているビジネスとされるのは、アパレル、食品、建築、インテリア、ウエディング、テクノロジー、スポーツ、ヘルスケア、パーソナルケア、家関連、ペット、子供用おもちゃ商品、旅行などがあげられます。
サイトへの誘導率を高めるための施策の一つとして、自社のあるいは自分のサイトやブログに掲載している写真・動画などのビジュアルコンテンツを見直してみるのもいかかでしょうか。
ビジネスアカウントの活用例
ピンタレストを実際にビジネスアカウントで登録して活用しているサイトと業種を紹介していきたいと思います。
1.ECサイト、小売りショップ
多くの商品を所持しているショップ様では自社サイトとは別の切り口としてピンタレストを活用しています。
参考:楽天市場
http://pinterest.com/rakutenjp/
2.メーカー、ブランドなど
ブランディングのツールの一つとしてピンタレストを活用しています。
商品カタログとしてもレシピ等にも利用できるだけでなく、「自社ブランドの世界観」を伝えるツールとして活用しています。一つの画像で自社のブランドを認知したユーザーが、ページの世界観そのもののファンとなってくれる可能性も期待できます。ファンを獲得するためのツールという効果も期待されています。
参考:ネスレ日本
http://pinterest.com/nestlejp/
3.その他
キャンペーンの一環に、ピンタレストの活用を行っています。
キャンペーンの目的によっては思わぬ効果を生み出す可能性があります。
参考:ローソン 「ウチカフェスイーツの夏フォトコンテスト」
http://pinterest.com/lawsonofficial/uchicafe-sweets-summer/
ビジネスにおいては、ピン、ボード、ユーザーがより多く自分達のコンテンツを検索されるかがポイントになります。そのためには、ユーザーの役に立つ写真・動画などのイメージコンテンツを提供していくことが大切です。
まとめ
新しいSNSをビジネスに活用できるかどうか模索する事は大切なことです。
しかし、TwitterやFacebookと同様に、キチンと目的を立て効果の検証や、修正をおこなう「マーケティング」をしっかり行う必要があります。
それぞれのツールの特性をしっかりと理解し、着実にマーケティングに取り組んでいく事が大切になります。