SEOの評価方法
ビジネスでウェブサイトを運用する上でSEO、ウェブマーケティングというキーワードはよく聞くしと大切な事だとは思うけれども実際には何から手をつけたら良いか分からない場合も多いのではないでしょうか。
SEOに関してはグーグルが検索エンジン最適化スターターガイドを出しているのでこちらを参考にするのも良いですが、自社サイトを客観的に見て評価しようと思うと中々大変です。
そんな時に役立つサービスがNibbler(ニブラー)になります。
参考:検索エンジン最適化スターターガイド
Nibbler(ニブラー)とは
Nibbler(ニブラー)は、無料で使えるウェブサイトテストツールです。難しい操作は必要なくサイトURLを入力するだけで自動的にサイト評価をしてくれます。一つ残念なことは現状英語表示しかされていないので少しとっつきにくい点ですが、ビジュアルでもある程度把握できますし重要ポイントを少し紹介致します。
参考:Nibbler(ニブラー)
サマリーレポート
Nibbler(ニブラー)にURLを入れてしばらく待つと総合評価のレポートが表示されます。こちらのレポートは誰にでも見ることができ5つの項目に分かれています。
- 全体のスコア(Overall)
- サイトの便利さ・使いやすさ・アクセシビリティ(Accessibility)
- ユーザーの満足度・エクスペリエンス(Experience)
- 人気度・マーケティング(Marketing)
- WEBサイト設計・テクノロジー(Technology)
それぞれ10点満点での評価です。
サイトの便利さ・使いやすさ・アクセシビリティ(Accessibility)
使いやすさの評価項目です。見た目上だけでなく、障害や高齢のユーザーへの使い勝手なども判断されます。
評価指標
- コードのクオリティー
- 内部リンク
- モバイル対応
- ページタイトル
- 見出し
- URLのフォーマット
ユーザーの満足度・エクスペリエンス(Experience)
訪問者にとって価値のあるページとなっているかが判断されます。
評価指標
- Facebookページの状況
- Google+ページの状況
- コンテンツの量
- 人気度
- Twitterの状況
- 内部リンク
- 画像
- モバイル対応
- サーバーの振る舞い
- 印刷適正
- URLフォーマット
- サイトの新鮮さ
人気度・マーケティング(Marketing)
SNSなどから、マーケティングやサイトの人気を判断されます。
評価指標
- ローカルでのプレゼンス
- ソーシャルでの関心度
- Facebookページの運営状況
- Google+ページの運営状況
- ドメインの年齢
- コンテンツの量
- 人気度
- Twitterの状況
- 内部リンク
- アクセス解析の利用
- ページタイトル
- 見出し
- 被リンク
- メタタグ
- サイトの新鮮さ
WEBサイト設計・テクノロジー(Technology)
ページ設定や、コードの品質を判断されます。
評価指標
- コードの品質
- ドメインの年齢
- 内部リンク
- 画像
- モバイル対応
- サーバーの振る舞い
- 見出し
- メタタグ
- 印刷適正
- URLフォーマット
無料版での制限
Nibbler(ニブラー)は有料版も用意されています。月額60ドル。無料版では分析対象が5ページまでという制限がありますが、有料版は100ページの分析。
その他に評価項目数が増えたり、検索ランキング表示、リンク切れチェック、過去レポートの履歴表示、レポートの出力ができるようになります。
スコアだけでなく目的に合わせた運用が大切
制限事項はありますが、内容的には使い勝手が良いものだと思うので一度試してみては如何でしょうか。
ただ一つ気をつけなければいけないのはここで評価されるスコアはあくまで机上のものでしかないということです。
運用指針としてスコアをあげるように努力することは大切ですが、いくらスコアが高くても訪問者にメリットがなければ意味がありません。
サイト本来の目的(ブランド力向上、問い合わせ、購入、求人、情報発信等々)に合わせてユーザー目線で運用していくことが大切です。