ウェブサイトを作ったのに思うようにアクセスが上がらなかったり、良質なコンテンツを提供しているのに、思うように検索順位が上がらない場合SEO対策を行えてない可能性があります。
SEO内部対策とは
SEO対策には外部対策と内部対策の大まかに2種類あります。
SEO内部対策とは、サイトの内部構造や、HTMLタグのソースを改善することで検索エンジン用に最適化する作業になります。サイトのページを検索エンジンに適切に評価してもらうための施策になります。
内部対策のポイントとしては下記になります。
- 検索エンジンに見てもらいやすい構造にすること
- 1つ1つのページを適切に評価される構造にすること
SEO対策をしっかりと行うことで、優良な見込み客のアクセスが増えます。正しい内部の対策を行うことで、集客・売上のアップに繋がリます。
具体的なSEO内部対策の内容
メタ情報について(タイトル、ディスクリプション、キーワードなど)
メタ情報とは簡潔に説明すると、検索エンジンのロボットにウェブサイトの情報を伝える部分になります。
基本的な種類としては
- タイトル
- 著作者情報
- 概要(ディスクリプション)
- キーワード情報
- 文字コード
- 使用するファイルの指定
になります。
内部SEO対策として使われる主な項目としては
- title(タイトル)
- description(ディスクリプション)
- keywords(キーワード)
になります。
タイトルやディスクリプションは検索エンジンで検索された時に表示されるものになり、こちらの文章が不適切である場合検索結果が上位になっても見てもらえない可能性があります。
title(タイトル)タグとは?
タイトルタグは「ページの主題」になり、検索結果やタイトルバーに表示されます。
タイトルにはページの内容を反映しており検索してもらいたいキーワードを記載する必要があります。また、サイト内に訪問したくなる文章が必要になります。
titleタグの特徴
特徴としては以下3点があります。
- 検索エンジンが重要視する部分であり、この部分に狙いたいキーワードを2つ程度記述します。キーワードの乱用は不正行為とみなされる可能性があるので注意してください。
- 検索結果に表示されるのは全角28文字程度になります。その文字以内でページのタイトル伝える必要があります。
- 検索されたキーワードは検索結果上で太字で表示されます。
※検索結果表示は検索エンジンが自動的に調整することもあります
description(ディスクリプション)タグとは?
メタタグデスクリプションは検索エンジン向けの「ページの概要説明文」になり、検索結果のタイトル下にくる紹介文を指します。ページの内容を嘘偽り無く示す文章で全ページ異なるディスクリプションが必要になります。
検索一覧画面で他のサイトと比較してクリックする前にページの内容を判断する部分になるのでオリジナルのページの説明文が必要になります。
descriptionタグの特徴
特徴としては以下があります。
- 検索結果には最大全角124文字程度が表示されます。124文字以上の文字数を記載するとその後の文章が消えてしまいます。(スマホは50文字程度になります。ただしデバイスなどにより異なります。)
- 検索キーワードは太字で表示されます。
keywords(キーワード)タグとは?
キーワードは、ページ内に書かれた文章の中で、特に重要だど思われる単語をピックアップし、キーワードとして記述します。複数のキーワードを記入する際には半角のカンマ(,)で区切ります。
keywordsタグの特徴
- 記入するキーワードの数は5個程度が理想的です。あまりにキーワードが多いと、検索エンジンスパムと見なされることがあります。
- ページに関係の無いキーワードを故意に入れても、無視されてしまいます。
- keywordsは検索エンジンを騙す目的で使われてしまっており、現在の主流の検索エンジンでは評価していないと言われています。そのためGoogleにおいては、このキーワード部分は記述しなくても問題ありません。
HTMLについて(IMGのALT属性、H1など)
SEO対策において正しいHTML文の記述は重要な項目の1つになります。検索エンジンのロボットは具体的に文章の中身や画像などを視覚的に判断しているのでは無いため、構造などがウェブ標準に沿った分かりやすいHTML文章を好みます。
画像のalt属性の最適化
ウェブサイトで画像を表示させる際に利用されるimgタグですが、検索エンジンは画像の中身を理解することはできません。そのため、alt属性の名前を参考にしています。
もともとalt属性は画像が表示されない場合の代替テキストとしての役割になります。
そのため、ユーザビリティの面からもキチンと設定する必要があります。
見出しタグ(h1~h6)
見出しタグとは、以下に続く内容を簡潔に記したもの、すなわち題目のようなものです。H1、H2、H3の順に、大見出し、中見出し、小見出し、という意味になります。
注意すべき点としてはH1は大見出しとなるため1ページに付き1回しか使用してはいけません。
その他注意すべき点
CSSやJavaScriptなどのレイアウトや装飾関連は、HTML文内に記述せずにキチンと分ける必要があります。HTMLのソースを単純明快化することにより、検索エンジンが内容を把握しやすくなり、その結果SEOの効果が高まります。
sitemap.xmlについて
sitemap.xmlとはウェブサイト内のページを検索エンジンのクローラーに知らせることが出来るURLのリストなどの情報ファイルになります。
通常、検索エンジンのクローラーはサイト内のリンクを辿っていき、URLを発見して認識していくのですが、複雑なサイト構造や辿りにくいページがある場合、上手くクロールできないことがあります。そのような状況をさけるため、ウェブサイト内のURLをあらかじめリスト化して検索エンジンに知らせることが出来ます。そうすることでインデックス(検索結果に表示)されやすくなります。
コンテンツについて
SEO対策を行う上で、サイトに良質なコンテンツを掲載することが必要になります。
Googleの場合、コンテンツの専門性の高さや、コピーコンテンツ、内容の薄いコンテンツを見分けることが出来るため、多くのサイトの評価を行い、順位決定の1つの要素としています。
実際に順位を決定する際には、言葉の豊富さ、被リンク、画像、サイト全体のテーマなどが複合的に絡みあいます。
しかし、コンテンツは文字数が多ければ良いというわけではありません。
そのようなページの場合、ユーザーは全てを読まずに一部だけ読んで離脱してしまいます。一目でわかる様なコンテンツや、ページ内にオリジナル性のある情報を公開し本文を全て見てもらう必要があります。
目安としてはA4サイズ1ページになると思われます。
サイトのボリュームについて(ブログなどの施策など)
サイトのボリュームを増やし、多くのページをインデックスさせることはSEOの効果があると言われています。理由としては、ページが増えることで誘導の間口が増え、一つのキーワードだけで上位表示を目指すのではなく、それぞれのキーワードとページの内容にマッチした質の高い見込み客を獲得することが出来ます。
そのためには、更新頻度を増やし、ページを増やす必要があります。
施策の一つとしてサイト内のブログが挙げられます。
定期的に記事を作成し、ページ数を増やすことで記事に書かれているキーワードでインデックスされアクセスを集めることが出来ます。また、良質なブログ記事は古くなっても検索上位に残ることがあります。
記事を作成する際のポイント
- サイト全体に関連する内容である事
- オリジナルのテキストである事
- 訪問者がほしい情報を提供する事
サイト構成について(内部SEOなど)
サイトデザインをわかりやすく構成することにより、検索エンジンにサイトの内容をわかりやすく伝えることが出来ます。わかりやすく伝わることにより、サイト内のどのページが重要であるのか検索エンジンに伝わり、ページ同士の繋がりにより、検索エンジンに理解されやすくなります。
構成をわかりやすくすることで人間にとっても検索エンジンにもわかりやすいサイトとなります。
ポイントとしては下記になります。
- リンク階層が浅いサイト構成にする
- ページURLや画像ファイル名にもキーワードを設定する
- 同一内容のページを一つのURLに統一する
- サイト単位で主要テーマを統一する
その他
スパム行為に注意しましょう。
スパム行為とは検索エンジンの検索結果上位に自分のウェブサイトを表示させるために検索アルゴリズムの裏をかく不適切な施策を行うことです。現在は多くのスパム行為は意味を成しませんが、それらを行っていることによりペナルティを課せられ最悪検索結果ページに表示されなくなることもあります。
スパム行為とみなされる手法は行わないように注意してください。
- 隠しテキストまたはキーワードの乱用
- 付加価値がほとんどまたはまったくない、コピーコンテンツ
- サイトからの不自然なリンク
- サイトへの不自然なリンク(有料リンクの購入等)