直帰率とは
ウェブサイトに訪問した人が、入口となった最初の1ページ目だけを見て、他のページに移動せずに、ブラウザを閉じたり、他のサイトに移動してそのサイトから居なくなってしてしまう割合を指します。
直帰率の目安
直帰率が低ければ低い程、ウェブサイトに訪問した人がその他のページやコンテンツを
見たということになります。しかし、ページによって直帰率の割合が変わってきます。
- ポータルサイト: 10~30%
- 小売サイトのトップページ: 20%~40%
- 汎用サイトのトップページ: 40%~60%
- ランディングページ: 70%~90%
以上がおおよその目安になります。
直帰率が高くなる理由
直帰率が高くなる原因としてはさまざまなものが考えられますが、その一例は次の通りです。
①検索ワードを絞り込めていない場合
ユーザーがどのような検索ワードからウェブサイトに訪れているかです。
検索ワードの絞り込みが不十分で、大きい意味を持つワードの場合は、サイトにあまり関心のないユーザーも訪れてしまいます。関心が低いため、直帰率は高くなってしまいます。
②広告以外の、たまたま目にした広告からサイトに誘導している場合
他のサイトを閲覧していて、表示されるバナーなど広告などをクリックすると
サイトに誘導するようにしているかです。
この場合、ユーザーの思い付きでクリックされる場合が多く、ユーザーの行動性が低いため直帰率は高くなります。
③広告文の内容が絞れていない場合
リスティングの広告文が絞り込まれておらず、表示順位だけを高くし、強引にサイトに誘導している場合、関心の低いユーザーも訪れるため直帰率は上がります。
④コードの設定が不適切な場合
複数のページで構成されているサイトでコードの設定が不適切な場合、測定が上手くいかず直帰率が高くなります。
⑤サイトのデザインが関わる場合
ページのデザイン(過激であったり、デザイン、色調)や、テキストコンテンツが読みにくかったり、量が多すぎる場合直帰率は高くなってしまいます。
直帰率を下げる方法
直帰率を改善するには、高くなる理由を改善していくのが基本になっております。
まず、やるべきポイントを3つご紹介いたします。この3点を意識すると、
おのずと直帰率は下がると思います。
①広告テキストとサイト内のテキストを一致させる
直帰率を上げる一番の原因は、サイトに訪れる前に期待した内容が
訪れたページに含まれていない時です。
この問題の対処する方法としては、サイトに訪れる前に設定している広告文と
訪れた際の広告文を一致させることです。
同じ意味を持つ言葉でも、表現方法が変わると違和感を感じるユーザーもいます。
全く同じにしなくても、最低限のキーワードを繰り返す必要があります。
また、広告でバナーなどの画像等を使っている場合、訪れたページ内に同じ画像を
設置することで、ユーザーは正しいページに訪れたことを直感的にわかるからです。
②訴求点を見直す
キャッチコピーの訴求点が正しいのかを見直すことが大切です。
このキャッチコピーの訴求店とユーザーの求めている関心とが合致していなければいけません。
検索ワード、広告の文、サイトないの文、この3つの整合性がとれており、
なおかつ訴求点がユーザーの関心を、正しく捉えていることが大切になります。
③ダブルアクションにする
求めるアクションを1つだけにせず、もう一つ用意することが大切です。
コチラは直帰率をさげるというよりかは、目標であるコンバージョンを達成する有効な方法でもあります。
例えば、サイトで「セミナーへの申込み」を行ってほしいとしている場合、
時間などのユーザーの都合や、行動の負担が強いられる場合コンバージョン率は低下します。
そこで、「資料請求」のように行動の負担が低いアクションを設定することにより、
資料を問い合わせるというアクションを起こします。
大切なのは、直帰率は低くすることは大切なことですが、サイトの目標や目的の達成率であるコンバージョンの割合を意識することが大切になります。
直帰率を下げる理由は、コンバージョンを上げる為ということです。