ユニバーサルアナリティクスについて

2014年7月28日

ユニバーサルアナリティクスとは

ユニバーサルアナリティクスとは、2014年4月に正式リリースされたGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の進化版になります。
今後、Google Analyticsはサポートが終了し機能が停止してしまうため、すべてのユーザーがユニバーサルアナリティクスにアップグレードする必要があります。正式にはいつ終了するかは公表されていませんが、2年以内と言われています。
そもそも、Google AnalyticsとはGoogleが提供する、高機能な無料アクセス解析ツールの事を指します。Googleアカウントを取得すれば、誰でも利用することができます。広告効果の測定、ユーザーのサイト内での移動履歴の確認、検索キーワード解析など、ネットビジネスの効率化に必要な様々なデータを取得できるツールになります。
ユニバーサルアナリティクスにアップグレードすることにより、これまでのアナリティクスでは計測できなかったことが計測出来たり、大変だった設定が簡単に出来るようにパワーアップしています。
 

ユニバーサルアナリティクスのメリット

ユニバーサルアナリティクスには、従来のGoogle Analyticsにはないメリットがあります。

1.クロスデバイスレポート

ユニバーサルアナリティクスの最大の特徴としてあげられる項目になります。
これまでのGoogleアナリティクスでは「ユーザー」は、リアルな1人のユーザーではなく、デバイスのプラウザ単位で「ユーザー」としてカウントされていました。
ユーザー毎に別々のユーザーIDでログインする機能があるサイトの場合、User-ID機能を使用することで、デバイスを跨いだユーザーの測定が可能となります。
ですので、1人のユーザーがパソコンのブラウザ、スマホ、タブレットを利用してログイン機能のあるサイトに訪れた場合IDの紐づけを行うことで、キチンの1人のユーザーとしてデバイスをまたいでも計測が可能になりました。
設定方法「ユーザーID-ウェブトラッキング」
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/analyticsjs/user-id?hl=ja
 

2.設定オプションが合理化され、利用しやすくなります。

ユニバーサルアナリティクスでは、アカウントの管理ページでコントロールできる設定オプションが増え、次のような設定も管理ページでコントロールできるようになりました。
・オーガニック検索のソース(検索エンジン)の追加
・セッションとキャンペーンのタイムアウトの処理の変更
・参照の除外設定
・検索語句の除外設定

オーガニック検索のソース(検索エンジン)の追加

デフォルトで設定されていない検索エンジンを追加できる設定になります。
通常、検索エンジンからサイトに訪れた場合、Googleアナリティクスのレポート画面には「Organic Search」(オーガニック検索)と表示されます。
「Organic Search」に分類されるのは、初期状態で設定されている検索エンジンからの流入のみで、それ以外の検索エンジンから流入した場合は、「Referral」(参照トラフィック)に表示されていました。
新しく検索エンジンを設定する場合従来では、
_addOrganic
を使用し、コードをカスタマイズしていましたが、管理画面で設定が可能になりました。
オーガニック検索2

セッションとキャンペーンのタイムアウトの処理の変更

セッションとキャンペーンのタイムアウトの設定になります。
デフォルトの状態では、セッションは30分、キャンペーンは6ヶ月を過ぎると、切れるようになっています。
従来ではタイムアウトの設定を
_setVisitorCookieTimeout
_setCampaignCookieTimeout
を使用し、コードをカスタマイズしていましたが、管理画面で設定が可能になりました。
セッション設定

参照の除外設定

参照元のドメインを除外できる設定です。注文フォームやお問い合わせが別ドメインの場合や複数のドメインをまとめて計測したい場合に設定を行います。この様にサイトを行き来する場合、自ドメインが参照元として計測されないように対象のドメインを除外しておきます。
従来では
_addIgnoredRef
を使用し、除外したい参照元のドメインを指定していましたが、管理画面で設定が可能になりました。
検索キーワード

検索語句の除外設定

検索キーワードを除外することができる設定です。
従来では
_addIgnoredOrganic
を使用し、除外したい検索キーワードを指定していましたが、管理画面で設定が可能になりました。
参照元
 

3.クロスドメイントラッキングの実装が簡単に

従来のGoogleアナリティクスは、注文フォームやお問い合わせが別ドメインの場合や複数のドメインをまとめて計測を行う「クロスドメイン」を設定する場合、トラッキングコードコードの変更だけでなく、異なるドメインへのすべてのリンクに_link()メソッドを設定する必要がありました。
ユニバーサルアナリティクスではトラッキングコードをカスタマイズするだけで計測することができるようになりました。従来のように異なるドメインへのリンクのカスタマイズは不要になりました。
参考「クロスドメイントラッキング」:
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/upgrade/reference/gajs-analyticsjs?hl=ja

ユニバーサルアナリティクスへの移行の手順

ユニバーサルアナリティクスへの移行は、2ステップで完了します。

①プロパティの移行

[アナリティクス設定] ページの[ユニバーサルアナリティクスにアップグレード]で、
プロパティをユニバーサルアナリティクスに移行します。移行は[移行]ボタンをクリックするだけです。
その際に「セッションタイムアウトとキャンペーンタイムアウトの時間」もカスタマイズできます。
設定は数分で終わりますが、その後アップグレードの処理が完了するまでには 24~48 時間ほどかかります。データ処理のプロセスが従来のものからユニバーサルアナリティクスのものへと移行されます。

②トラッキングコードの更新

既存のトラッキングコード(ga.js)を新しいユニバーサルアナリティクストラッキングコード(analytics.js)に書き換える必要があります。
「①プロパティの移行」が完了していると[アナリティクス設定] ページの[トラッキング情報] で、ユニバーサルアナリティクス用のトラッキングコードを取得できます。
すべてのプロパティをユニバーサル アナリティクスに移行する必要があります。
このステップが完了すると、ユニバーサル アナリティクスへのアップグレードがすべて完了したことになります。

注意点

1.コードをカスタマイズしている場合、それらを探してユニバーサルアナリティクス仕様にする必要があります。

イベントトラッキング
仮想ページビュー
カスタム変数
ソーシャル インタラクション
カスタム速度
クロスドメイン トラッキング
サブディレクトリのトラッキング
サンプリング
拡張リンクのアトリビューション
これらは書き換えが必要になります。
参考「ウェブサイトの完全アップグレード」
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/upgrade/reference/gajs-analyticsjs?hl=ja

2.リスティング広告(スポンサードサーチなど)に出稿している

リスティング広告を出稿している場合、Googleアナリティクス上でスポンサードサーチからの流入を計測する場合、オーガニック検索からの流入と区別するために、カスタムキャンペーンのパラメータを付与します。
ユニバーサルアナリティクスでは、パラメータを付与している場合、キーワードが計測されず「(not set)」となってしまいます。
キーワードを計測するためには、広告の登録キーワード毎に「utm_term」でキーワードを指定、パラメータを付与しなければなりません。

まとめ

ユニバーサルアナリティクスにアップグレードすることにより、従来のGoogleアナリティクスには無い多くのメリットを得ることが出来ます。また、今後の新機能はユニバーサルアナリティクスにしか適用されません。強制的にすべてのユーザーがユニバーサルアナリティクスにアップグレードされ、およそ2年後にはGoogle Analyticsはサポートが終了してしまいます。そのため、ユニバーサルアナリティクスにアップグレードすることは必須になります。
注意点を意識して、ユニバーサルアナリティクスへの移行を行って頂きたく思います。
 
 
 

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