IPアドレスとはネットワークにおける個々の識別番号で、インターネット上での住所なようなものです。このIPアドレスと様々な情報を紐づける事でネット上では様々な活用がされています。
IPアドレスの調査の深度により地域別の広告配信などのエリアターゲティングからサーバー犯罪の捜査・不正アクセス対策などの個別的な面まで様々な場面で活用出来ます。
IPアドレス規模は深度が深くなればなるほど個別的になっていきます。今回はそのようなIPアドレスと様々な情報を紐づけ、継続した調査によってデータの品質を向上させる取り組みを行っている「どこどこJP」のサービスを紹介していきたいと思います。
エリアターゲティング
エリアターゲティングとは、Webサイト閲覧者の地理的な場所を識別して、特定の地域からのアクセスに対してだけ特別な情報を配信したり、地域に応じて異なる情報を配信し分けることです。
ユーザーの興味や住んでいる地域に合わせた広告や情報を配信することが出来ます。「どこどこJP」では、IPアドレスからユーザーの現在地を自動判別し、地域コンテンツをトップから表示したことで、 地方からのお問い合わせや売上が増えたり、地方コンテンツへのアクセス数が増えるといった効果があります。このサービスを活用する事で、Webサイトへの来訪ユーザーに対してアクセス元地域別にコンテンツを出しわける事が出来ます。
アクセス分析
Googleアナリティクスなどの分析ツールと同時に用いることで、サイトに訪れた企業名や自社のホームページ上での行動を把握することが可能です。
この様な分析ツールを利用することで、サイトに訪れる企業名やサイトでの行動を分析することが出来、今後の営業での施策に役立てたり、WEBサイトの役割を高めていくことが出来ます。
不正アクセス対策
いまやWEB上での買い物や決済が当たり前に利用されています。これに伴い、不正アクセスや詐欺行為なども増えてきています。
この様な不正行為を働くIPアドレスを監視したり、不正な申し込を防止したり、セキュリティ対策を行うことが出来ます。
具体的な内容を下記に記載します。
①虚偽登録検出
入力された住所と実際にIPがある位置を比較して、地理的な不一致を検出しフラグを立てることが出来ます。
②不正口座の開設の検出
同じIPアドレスからの多数の口座開設を検出します。
③高リスクIPからの登録を検出
不正確率の高い地域や身元を隠している怪しいIPからの登録を検出します。
④不正な口座利用の検出
複数のIPアドレスから同一の口座を利用している場合、現実にあり得る行動範囲なのかチェックします。
⑤なりすましの検出
自宅や勤務先都道府県以外からのアクセスを抽出します。
⑥アクセス侵入
初期認証後もユーザーのIPアドレスを監視し続け、取引の不正侵入を検出します。
アクセス制御
IPアドレスから属性ほ判別し、情報の配信をコントロールすることが出来ます。
特定の国だけ配信したり、逆に特定の国だけに配信しないようにしたり、また、業種別によって広告の配信方法を制御することが出来ます。
このようにIPアドレスを有益に活用していくことで、サイトの質を向上することが出来ます。サイトの質を向上させることによってより良いユーザーが訪れ、良いサイクルが行われるようになります。
このようなIPアドレスを活用したサービスはWEBマーケティングでは必ず必要となるものです。一度参考に下記サイトをのぞいてみてください。
参考「どこどこJP」:http://www.docodoco.jp/index.html