アナリティクスでA/Bテスト

2014年6月9日

A/Bテストとは

広告やWebサイトの運用を行う上でよくA/Bテストという言葉を使うことがあります。A/Bテストとは同じような似たコンテンツを2種類用意し、より効果、成果が高い方に集約していく方法です。全く異なるコンテンツでもよいですが、比較内容を大きく変えてしまうとどこにポイントがあったのか不透明になってしまうので広告のタイトル文だけ、ページのキャッチコピーだけ変更のようにまずは一部分づつ変更し、ある程度の期間を比較対象にすることをおすすめします。

A/Bテストの方法

A/Bテストは分かったけどもでは実際どうすればいいのか。以前は「Google Website Optimizer」というツールがあったのですが、2012年の8月に廃止になり、現在はGoogleアナリティクスを利用して行うことができます。

アナリティクスウェブテスト(A/Bテスト)の基本設定

abtest
アナリティクスサイドメニュー大項目の「行動」→「ウェブテスト」→テストを作成
abtest2
テスト名称を決定し評価指標を選択します。トラフィックの割合とは訪問者の何割をA/Bテストの対象とするかです。
abtest3
実際に比較したいページ(パターンページ)の登録をします。URLを入力するとプレビュー画面も出てきて確認することができます。「他のコンテンツ レポート向けのテストの統合」という項目がありますが、これにチェックを入れるとパターンページのトラフィックデータもオリジナルページのデータに統合することができます。(もちろん、オリジナルページ、パターンページ毎のデータも出すことが可能です。)
abtest4
テストコードを発行しオリジナル ページheadタグの直後に挿入します。ページ更新後A/Bテストを実行することができます。

Webならではの強みを活用しましょう

こういったA/BテストはWebならではともいえます。もちろん紙の広告やチラシでもパターンを変えることでA/Bテストは可能ですが、反応が分かるまで時間がかかったり成果も0か100かでの評価になるので細かい分析までは難しいです。設定自体は難しい作業ではないので是非活用してみましょう。

Related Posts

MEO代行、Googleレビュー増加サービスには注意が必要

MEO代行、Googleレビュー増加サービスには注意が必要

MEO(Map Engine Optimization、マップ検索エンジン最適化)について注意点があるのでご紹介です。 立地だけではなくMEOが重要な時代に BtoCなど、主に一般消費者に向けて店舗ビジネスを行っている方にとって店舗の立地という点は重要です。 人通りがあり目の付く所に店舗を構えると看板を出すだけで宣伝効果が生まれます。但し賃料は高くなります。 逆に人通りが少ないなど立地が悪い所の場合は、賃料が安い反面、存在を知ってもらう為に広報活動に予算を振り分ける必要があります。...

経営革新等支援機関に認定されました

当社は、2023年2月24日付けで経営革新等支援機関に認定されました。 認定支援機関ID:107828000112 https://www.ninteishien.go.jp/NSK_CertifiedRecordView?id=a0D2r000004g0zfEAA 行政書士をはじめとしたプロフェッショナルスタッフに経営や補助金・助成金・資金調達などの相談をして頂くことが可能ですのでお気軽にご相談下さい。 認定経営革新等支援機関とは...

光ファイバーケーブルの選定 ポイント

光ファイバーケーブルの選定 ポイント

先日ネットワーク構築の相談を受けたので、その中で光ファイバーケーブルの基礎情報をご紹介します。 速いだけじゃない。光ファイバーケーブルの特徴 ・長距離伝送が可能 LANケーブル(メタルケーブル)では、100m以上で中継器などが必要になりますが、光ファイバーケーブルは数百m~数十kmまで伝送が可能です。 ・大容量のデータ伝送が可能 伝送帯域が大きいため大容量のデータを伝送しても速度低下が起きにくいです。...