グーグルアナリティクスでトラフィックを調べてみると一番多い項目は何でしょうか?業種やホームページの使い方にもよりますが、
サイト内キーワードが豊富なサイトはgoogle / organicやyahoo / organic、
求人サイトなどに登録している場合はhatalike.jp / referralやtenshoku.mynavi.jp / referral、e-aidem.com / referralなど、
リスティング広告に力を入れているサイトはgoogle / cpc、
リピーターが多いサイトは(direct) / (none)のトラフィック量が多いことかと思います。
(direct)とは
(direct)とはノーリファラー(参照元なし)という意味で、検索サイトや他のサイトのリンク(リファラー)からたどってきた情報がないことを意味します。ではどういう場合にそう記録されるかというと
・お気に入り、ブックマークから訪れた場合
・直接URLを入力した場合
・メルマガに記載されているURLをクリックした場合
・QRコードから訪れた場合
などがあげられるのですが最近(direct)のアクセスが全体として伸びてきているようです。お気に入りからのアクセスもdirectに記載されることからも分かるようにリピータ、ファン数の判断指標としても使えるのですが、新しい要因としてdirectが増加している場合があるようです。
(direct)増加の原因はスマートフォン?
その原因はスマートフォンからのアクセスです。スマートフォンからのアクセスは利用端末のOS、ブラウザー、検索エンジンのパターンによっては通常にキーワード検索してもノーリファラー(参照元なし)としてdirectにカウントされてしまうことがあります。またアプリからのアクセスもdirectにカウントされることが多いようです。
ただしスマートフォンが急速に普及しているといってもスマートフォンで検索、アクセスされる割合はサイト種類によって異なります。教育、学校系のサイトだと50%を超えていたり製造業系のサイトだとまだ10%いかなかったりします。(direct)の増加の一因としてはスマートフォンからの検索の増加も考えられますが、リピーターが増えたり、メルマガアプローチが成功したりといった理由も考えられるので自社のサイトはそれに当てはまるのかどうか更に細かく見ていく必要があります。(メルマガやQRコードは工夫することで(direct)以外として計測することもできます。)
参考:何が原因?「ノーリファラー(参照元なし)」の値が増える理由
Posted by Nakagawa