採用ページ、採用サイトの作り方

就職活動時期の短期化と採用ページの果たす役割

秋口から冬にかけて大学3年生にとっては人生で大きな出来事である就職活動、採用説明会が一斉に始まります。ただ例年10月スタートだった開始時期も経団連の倫理憲章見直しにより12月からに変更となりました。学生からすれば採用説明会に参加する機会を従来より2カ月分ロスしてしまったということで、どの企業の採用説明会にも少ない枠を巡って登録をするという状況になっています。
企業側からするとこの流れはどうでしょうか?短い期間に大手と言われる人気企業の採用時期が集中するため、求職者全体の数は多くても知名度、ブランド力で劣ってしまう中小企業には中々良い人材が集まらないという事態にもなっています。

出典:ダイヤモンドオンライン
その為各社は自社を知ってもらうためにあらゆる採用手段(タウンペーパー、TVCM、合同就職説明会、リクナビ、マイナビ等就職ポータルサイト、ハローワーク、etc)を取っています。もちろん色々な媒体を使い人材を募集することはとても有効なことですが、1つ昨今の流れとして重要なポイントがあります。それはホームページの存在です。

求職者とホームページ

初めのきっかけから採用に至るには少なくとも1カ月程の期間がかかります。求職者側からするとそれだけの期間を使って採用に至らなかったり、内定を頂いても自分の当初考えていた企業像と異なっていて内定辞退ということにならないよう事前の情報収集、企業調査を試みます。その際に大いなる参考となるのがホームページです。ホームページを見て企業を知り共感が得られるか?自分の将来が想像できるか?が重要となります。

企業とホームページ

企業側からしてもホームページは重要です。人材を採用するにはコストがかかります。選考期間、選考人数が大きくなればなる程コストがかかってきます。企業側からすると志望度が高く、企業理念に共感してくれる人材の中だけから選考していきたいわけですが、ホームページが無く事前情報収集の機会が少なくなれば当然ミスマッチの募集も増えてきます。
今やホームページは企業の顔、看板として無くてはならないものです。それ以外にも、

  • ・企業理念に共感する人材を集める採用面
  • ・問い合わせを一元管理する事務面
  • ・新着情報を迅速に発信する広報面
  • ・商品・サービスを紹介し利益を獲得する営業面

などを一手に引き受けてくれる優秀なスタッフとしての役割も果たしています。

ホームページを持っていない企業

決められた取引先がある、長い伝統の中ホームページが無くても支障無く営業活動ができている、口コミだけで良い、宣伝広告をする気はない。
等々の事情で現在ホームページを持っていない企業も、ホームページにおける営業・宣伝支援の一面だけで不要と判断するのでは無く、それ以外の上記役割を理解し検討することが必要です。採用活動という一面をとってもホームページ+その他の採用手段を組み合わせることで現状よりもより効率的な活動となるでしょう。

ホームページを採用に活用するには?

ホームページを採用に活用するといってもどうすれば良いのか?初めに自社に最適なタイプを選択する必要があります。

  1. A、企業ホームページ内コンテンツとしての採用ページ
  2. B、リクナビ、マイナビ、タウンワークなど外部採用専門ポータルサイトともリンクさせた採用ページ
  3. C、企業ホームページにリンクさせた採用専用サイト
メリット デメリット
A 低コスト。コンテンツ次第 企業ホームページに依存した、デザイン・システム、集客力
B 集客の窓口となる。説明会予約など、ポータルサイトの独自システムの利用 登録コスト
C 企業ホームページとは異なる、オリジナルのデザイン、コンテンツ、機能が使用できる 制作コストと制作期間

ターゲット設定

ターゲットを設定することも大切です。新卒対象なのか、中途採用対象なのか、アルバイトなど短期間雇用対象なのかによっても変わってきます。

コンテンツ内容

ターゲットが決まったらそれに沿ったコンテンツを用意します。必ず備えておきたいのが採用条件などが書かれた募集要項です。それ以外にも、

  • ・福利厚生
  • ・企業理念
  • ・事業内容
  • ・求める人材について
  • ・選考の流れ
  • ・先輩社員からの声
  • ・キャリアプラン
  • ・新入社員の一日
  • ・研修、人材育成制度
  • ・インターンシップの紹介
  • ・資格支援制度
  • ・仕事のやりがい、つらいこと

等々様々なコンテンツが考えられます。テキストだけでなく、画像、動画を用いることでより訴求力を増すことができます。

コンテンツ選びのポイント・大切なこと

コンテンツを選択する上でまず念頭に入れることがただ単に人を集めるのが目的ではないということです。求職者に魅力的な、現実と乖離している内容を発信しても内定辞退をしたり、入社してもすぐ離職に陥ってしまいます。それよりも他社との違いや自社独自の特徴、求職者に自分の将来像を呼び起こさせるようなコンテンツを掲載することです。そうすることにより企業理念に共感し自社に定着してくれ、かつ企業の発展の為自分の能力を最大限に発揮してくれる人材を集めることができます。

新しい採用活動

採用活動にホームページを活用することは広く一般的になってきていますが、昨今新しい活用方法が登場してきています。

ウェブ説明会

参考:会社説明会にネットで参加 就活、遠距離でも安く
従来、企業説明会に参加するには直接会場や企業まで足を運ぶ必要があり、限られた席数、交通費、移動時間等々多くの制約があったがウェブ説明会を活用することによりこれらの制約を解消することができます。スタジオから生放送するライブ型と録画をサイトにアップするオンデマンド型があり、前者はチャットなどでリアルタイムに企業担当者と参加者が質問などのやりとりをすることができ、後者は参加者の都合の良い時間帯に参加することができるメリット等があります。2012年度の就活生の33.6%が活用しています。

ソーシャルリクルーティング

ツイッターやフェイスブックなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した採用活動も増加してきています。人事担当者と直接やりとりすることができる点や、求職者のひととなりを類推することができる点、よりフランクに情報を発信することができる点などがあり増加傾向にありますが、
「なりすまし」「誤解、不適切な発信による炎上」「個人情報保護法違反」などのリスクがある為注意が必要です。
参考:実はリスクがいっぱい!? SNSを使った「ソーシャル就活」が急増中
どちらも昨今増加している採用活動ですが、それ単体では効果が薄い為、しっかりとした企業ホームページと採用ページをリンクさせることが大切です。

よりマッチした人材採用の為に

素晴らしい企業ホームページ、採用ページができた!自社にマッチした人材を採用できる自信がある!けれど募集が無い・・・。そんな場合はまずホームページへのアクセスを調べてみましょう。いくら良い採用ページ、コンテンツがあっても求職者の目に触れてもらえなければ意味がありません。アクセス数自体が少ない場合は改善策を講じる必要があります。合同説明会に参加し求職者との接触機会を増やしたりといったオフラインの活動以外にもオンライン、インターネット上でできる対策があります。

リスティング広告の活用

グーグルのアドワーズなどのリスティング広告、インターネット上での広告を出稿しホームページへ求職者を誘導しましょう。リスティング広告のメリットとして地域やキーワードでターゲットを限定し、それぞれに最適な広告文(魅力的なキャッチコピー)を提示し、リンク先のページを採用ページなど任意に設定できることにより、企業側が求めている人材とマッチング精度の高い人材を誘導することができます。

採用とホームページ

将来に渡って企業を支え、企業を発展させる人材、現在の苦境を打破してくれる人材。自社にマッチングした人材を採用できるか、そうでないかにホームページの果たす役割は年々大きくなってきています。自社にマッチした人材にホームページを見てもらう機会を増やし、共感させるコンテンツ作りを目指しましょう。
Posted by Nakagawa

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