初めてホームページを作った後、そこから反応があり問い合わせ、成約(以下、コンバージョンと呼ぶ)となると嬉しいものです。ウェブの担当者も肩の荷が下りることでしょう。ただ、継続的にホームページから反応を取りコンバージョンに結びつけるにはより多くの見込み、潜在顧客をホームページに導く必要があります。その為の施策として大きく分けて3つの方法があります。1つ目はリスティング広告。インターネット上の広告です。代表的なものでグーグルアドワーズ等があります。2つ目が外部プロモーション。パンフにURLを記載したり、CMや口コミ効果などです。そして3つ目がSEO。検索エンジン最適化と呼ばれる対策です。今回はこちらのSEO対策のポイントについてご紹介します。
SEO対策
ホームページに携わる制作者やウェブ担当者が一度は聞いたことがあるSEO。簡単に言うとユーザーがグーグルやヤフーでキーワード検索した際に自分のホームページをより上位に表示させ優良なユーザーを導く為に、検索アルゴリズムに沿った対策をホームページに対して行うことです。SEO対策は無料で出来る為(業者に頼む場合を除く)重要であり取り組むべきことですが、制作者側で想定するキーワード全てで上位表示を目標にするなどただ闇雲にやっていても効果がありません。もちろんそれだけの人手やコストをかければ可能でしょうが費用対効果は低いものになります。それよりもまずは資源を集中させコンバージョンの確立を高めることを目指しましょう。
キーワード選択
それでは具体的にどう集中させれば良いのか?上位に表示させたいキーワードとして色々なものが考えられます。ブランド名、地域、会社名etc.。その選択基準として上述のコンバージョンを念頭に入れることが大切です。ホームページへの訪問キーワードはたくさんありますが、実際にコンバージョンに結びついているキーワードはその中の一部です。ではそのコンバージョンに結びついているキーワードで現在よりも上位にホームページを表示することができれば、必然的により見込みの高い顧客の誘導数を増やすことができます。
グーグルではコンバージョンやホームページの分析をするツールとしてグーグルアナリティクスを提供しています。このアナリティクスでは目標というものを設定することができ指定のページを閲覧するとコンバージョン達成などの設定ができます。この目標をコンバージョンのページに設定しそこに至ったユーザーのキーワードや閲覧経路を調べることで数多くあるキーワードの中でどういったキーワードが一番成果を上げているかが分かります。まずはこの成果が高いキーワードからSEO対策を進めましょう。ウェブマスターツールと連携させることでキーワード順位なども確認できます。
リスティング広告の活用
ただ、サイトオープン初期段階ではあまりキーワードデータが揃っていないこともありますのでそんな時はリスティング広告を活用するのも一つの方法です。リスティング広告はこちらでキーワード設定をしそれに応じた広告も出せるのでオーガニック検索では表示されにくいキーワードでも成果を調べることができます。リスティング広告でのキーワードで成果が出ていることが分かったらそのキーワードを活かしたページの作成などを進めましょう。この時気をつけることは自然体のページにすることです。変にキーワードだけを意識したページを作るとグーグルからマイナス判断を受け逆効果になってしまいます。
Posted by Nakagawa