ホームページを作成、公開するといよいよインターネットの世界で閲覧可能となります。ホームページに到達する道のりとしては、URLを直接入力することやリンクをたどってくることなどももありますが、一番ポピュラーなのが検索エンジンを経由することです。
検索エンジンは該当のページをデータベースに登録することで目的のキーワードで表示されるようになりますが、このデータベースへの登録をインデックスといいます。
検索エンジンの代表格にGoogleがありますが、そこにもやはりインデックスされやすいものとそうでないものがあり、ホームページを公開するにはその基準を知っておくことが大切です。
そのポイントとしては
- ■ユーザーが探している情報を提供する
- ■他のサイトからリンクが貼られるようにする
- ■サイトを簡単にアクセスできるようにする
- ■避けていただきたいこと
の4点がありますが、順を追って詳細を読み解いていきます。
まず「ユーザーが探している情報を提供する」について。
一言でいうと質の高いコンテンツ、サイトの内容と合致した情報を公開しているかということです。ユーザーにとって有用な情報が含まれているページはサイトの人気が上昇し、ほかのサイトからのリンクもされやすくなります。大切なのはそれぞれのページでトピックをわかりやすく正確に記述すること。ページを検索するときにどのような言葉を入力するかを考慮し、その言葉を使用します。
次に「他のサイトからリンクが貼られるようにする」
他のサイトからのリンクがあるとクローラーがサイトを見つけやすくなり、それだけ検索結果に表示されやすくなります。リンクの存在を検索に重要かつ関連性のあるページとしていますが、例えばあるページA(リンク元)が別ページB(リンク先)にリンクを設定した場合、リンク元Aからリンク先Bに「重要度の投票」があったものと認識され、それを受け取ったページBはより重要なサイトとして判断されます。
ここで留意しておきたいのが「自然なリンク」と「不自然なリンク」です。「自然なリンク」はユーザーが便利、あるいは価値があると判断されたウェブサイトについて増えていくもので、「不自然なリンク」はページの人気を見せかけるために作られたものです.。Googleのウェブマスターツールにおける「品質に関するガイドライン」の基本方針でも、「検索エンジンではなくユーザーの利便性」や「検索エンジンのランキングを上げるための不正行為をしない」といったことがあげられており、「不自然なリンク」の設定は厳しくチェックされます。
では「サイトを簡単にアクセスできるようにする」とはいったいどういうことでしょうか。
サイトを論理的なリンク構成で作成します。各ページには、少なくとも 1 つの静的なテキスト リンクからアクセスできるようにします。
とありますが、これだけではまだ見えてきません。さらに読み進めると、
JavaScript、Cookie、セッション ID、フレーム、DHTML、Macromedia Flash などの機能が使われていると、テキスト ブラウザではサイト全体が表示されません。
とあります。これは言い換えるとアクセシビリティ、構成が整理されたHTMLであるかどうかといった点です。
最後に「避けていただきたいこと」
過剰なキーワードといった不正なクローキングやユーザー向けでないページやリンク、テキスト(隠しリンクや隠しテキストなど)は絶対に避けてください。Googleにより不正と判断され、インデックスされないことがあります。
これは意外と盲点かもしれませんが、重要な名前やコンテンツ、リンクに画像を使用しないことも大切です。Googleのクローラーは画像内のテキスト情報は認識できないからです。そのため、画像を使用する場合はALT属性を使用します。
【参考】
Googleと相性の良いサイト
Googleウェブマスターツール
posted by fujii