今回米Googleは、Brand Activate InitiativeというブランドマーケティングのROI(インターネット広告に投資した資本に対して得られる利益)の割合を向上させる2つの指標を導入すると発表しました。
今回発表された2つの指標のひとつ「Active View」は、ディスプレイ広告が「画面上にすくなくとも50%表示されるか、1秒間表示された」広告をカウントするものです。
本来は、アドサーバー(広告を配信するための専門のサーバー)からサイトに広告が配信されると1回表示されたとカウントしていましたが、配信されても実際には目に見える範囲内に表示されなかったり、画面上にきちんとロードされなかったりすることもあります。
この「Active View」では、実際に画面の前にいる人間がその広告を見ることができるかを重視して計測し、広告主は「画面上にすくなくとも50%表示されるか、1秒間表示された」広告にのみ代金を支払うことになります。
これにより、広告主はディスプレイ広告がほとんど認識されないような短時間表示に広告料を支払わずに済むようになります。
Googleは、Active Viewを今後Google Display Networkで順次展開していく予定です。
最終的には広告管理・配信ソリューションツール「DoubleClick for Advertisers」に組み込んで提供すると発表しています。
もうひとつの新しい指標「ActiveGRP」はテレビCMの効果測定指標として使われているGRP(のべ視聴率)を、ウェブ用にバージョンアップしたものです。
これは個人を特定可能な情報は使用せずユーザーデータを第三者と共有することはないとされているため、個人情報を扱う必要がないという特徴があります。
すでに試験的な導入は始まっており随時他の広告製品にも順次拡大する予定となっています。
Googleは、米インタラクティブ広告業界団体IABらの取組み「Making Measurement Make Sense (3MS)」や業界全体と連携してこれらの指標の普及に努め、雑誌やテレビで広告を展開している多くのブランドをウェブに呼び込みたいと考えているとの事です。
参考サイト
グーグルが2つの新指標を発表、インプレッションをより厳密に再定義
Google、新たな広告測定ツール「Active View」「Active GRP」を発表
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