ネットショップを開設する場合、オリジナルで作りこむのもひとつですが、楽天市場等のショッピングモールへの出店を視野に入れることも多いと思います。
いわば自分の土地に店を作るか、スペースを借りて店を開くかということ。楽天への出店は当然出店料がかかってきますが、あえて出店料をかけて店を開くメリットはどこにあるのでしょうか。
まず考えられるのが集客力です。楽天はネット上における商店街なので、潜在的に「そこに行けば何かある」というユーザー心理があります。会員数は約7500万人とされ、楽天への出店することでそれだけ見られる機会、買われる機会が増加します。(実際に売り上げを伸ばすには商品の魅力やそれを伝える広告戦略等が必要となってきますがここでは触れません)
また楽天はショッピングモール以外にも様々なサービスを連動させており、「ついでに立ち寄る」可能性も高まります。ポイントも共通化されているため、別のサービスでたまったポイントで買い物するユーザーも少なくありません。
次にシステムがある程度完成されていることです。楽天のシステム(RMS)は多少癖がありますが、慣れると受注管理のみならずメール配信、顧客管理、アクセス解析など店舗管理に不可欠な作業が一元的に管理できます。
楽天では目標、商材、予算に応じて選べる出店プランがありますが、それぞれの特徴は以下のとおりです。
月額19500円と低コストで始められる「がんばれ!プラン」
システム利用料がやや割高ですが、月商132万円までは一番低コストになります。
長期的に継続したい場合は「スタンダードプラン」
商材単価が高めであったり、月商132万円以上を目指す場合のプラン。
月額料金は上がりますが、登録可能商品数が増え、システム利用料は下がります。
まずは試してみたいという場合は「ライトプラン」
契約期間3カ月で、その間にネットショップの可能性を判断することができます。
上記の補足ですが、「月額」は出店そのものの費用、「システム利用料」は売り上げに対する手数料と捉えてください。売り上げに対して2.0~6.5%の利用料が発生します。また、楽天に出店するとオークション、共同購入、頒布会・定期購入やポイント付与などができますが、出店料とは別にその都度利用料金がかかってきます。
以上の料金が高いか安いかは一概に判断できません。ただ、自前でRMSに類するシステムを作る場合との比較や、商品購入というコンバージョンにつながるかどうかいった観点からの検討が大切です。
参考:楽天市場 出店プラン・出店費用
posted by fujii
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